【3月31日までの限定公開】大阪大学CiDERシンポジウム | 第1部 講演 「データシェアリングによる医療課題の解決:新型コロナからの教訓|末松 誠

えそれではただ今より第1部の講演会に 入らせていただき ます第1部ではお2人の先生方にご講演を いただき ます初めに慶王技術大学名誉教授日本医療 研究開発機構初代理事長生松誠先生より データシェアリングによる医療課題の解決 新型コロナからの教君と題しましてご講演 をいただきますえそれでは生松先生 よろしくお願いいたし [拍手] ますえご紹介ありがとうございますあの 本日はあの大阪大学の西尾え早朝はめとし ましてえ西田西田拠点のえ先生方にあの このような機会をいただきましてあの大変 感謝しておりますえ私は今原職でえ実験 動物中央研究所のえ所長をしておりまして え微力ではありますけれどもえワクチン 研究開発拠点のえサポート機関として ええいくつものあの大学の先生方のご要望 に答えられるようにあの私どもも研究をえ 続けているところでありますで早速始め させていただきたいと思います え2014年にですねえ実はあの私は今日 大変あの読ホールで話をするの緊張して おりまして実はここのえ20回から24回 に日本医療研究開発機構というところが ございまして2015年の4月から えスタートした国立研究開発法人え研究費 の配分機関えなんですけれどもえその時に ですねえ政府の方からえここでえ3つのえ 省庁役所ですねそこをあのからま優秀な人 たちが来るのでえそこをえ束ねる仕事をえ して欲しいということをえ言われましてで お引き受けをしたわけなんですけどもあの ややこしい話はともかくとしてですねこれ から3枚のえ漫画を出しますこれはあの やゆではありません実態をえ分かりやすい 絵にしようと思って書いたんですえ今ここ に写ってますのはあの書いたのはみんな僕 が書きました僕の責任で書いたんですけど あの砂漠の向こうからいっぱいですねシー ズって言うんですけども一般の皆さんも 聞いたことあるかもしれませんけど研究の 種になる小さなアイデアのことをシーズっ て言うんですね種種ですこれがあの砂漠の 向こうからずとたくさんのシーズが来て ですねで真ん中のお客様はどんなご馳走が 来るんだろうって言って待ってるんです けれども来るのはやっぱりシーズなんです ね豆が1個だけ入ってるこれ一体どこの 役所でしょうとあの僕が言ってるのは今が そうだと言ってるんじゃなくて2014年 の時どうだったかっていうことなんです けどもこれまあのここでクイズやっても

しょうがないんですけどもあの文部科学省 をイメージしていつまでても実用化の方に 行かないとか臨床の方に踏み込まないって いうそういう感じだったんです次はどう でしょう花坂じさんなんですけどちょっと 普通の花坂じいさんと違ってて普通は あの鼻の咲いてないところに肺を巻くん ですよねところがですねこのお役人さんは 鼻の咲いてそうなところに咲いてるところ にですねあの肺を巻い てるうまくいきそうなところにだけどでか お金を巻くんですねでもう全く咲いてない ところには絶対に肺を巻きませ んで犬がですねこのおっさん何やってんだ とこういう図なんですねちなみにこの肺は あれですよねあの1匹目のワンちゃんが 亡くなった鳴きからをあの焼いた牌だん ですけどねこれどこの役所かと当時のです よ当時の経済産業所 で今日はあの荒木課長がいらっしゃるんで 大変申し上げにくいんですけれど もこれはですね美い者さんがあのガジガメ になってるんですねでちょっと狂気狂気が 帯びたえ赤い車が全全速力で走走ってる わけです急げゴールは近いぞとお役人さん に知った激励さえながらよく見るとですね お役人さんの足はブレーキに足がかかって ますこれはやゆではありません あのこうせざるを得ないんですでおそらく 感染症の世界もですね私の専門はあの生 科学とかえなんですけれどもあの感染症の 研究って試験艦の世界から大容の世界が あってそしてあの一般社会がこうあります よねそして国のミッションは国民の生活と 財産を守るこれがもうナンバーワン プライオリティですでその時にあの科学の 試験官の中の世界でえ0百って言うん でしょうかもう白黒がはっきりしてる ところとそうじゃないところていう見方 すると感染症の先生方がどれだけ研究が 大変かって言うとこの試験官レベルの ところからコミュニティを守るっていう ところまで全部法願しないとやっていけ ないお仕事だとこういう風に考えて ますえこれはですね2019年の1月え この寒い時にダボス会議っていうのをやり ますでその時私出席する機会があってえ ヘルスロンジェビティえヒューマン エンハンスメントっていうテーマであの 議長をやらしていただいたんですけれども その時にあのゲストで えよく皆さんよくご存知のおじさんが1人 あの座ってますけどもこの人何を今喋っ てるかって言うとですね縦軸にあの黄色い あの黄色と青い線が書いてあるパネルです

縦軸がえ1年あたり生まれてくるえ新政治 の数で横軸がですねえ2020年からえ 2100何年かまでですねこれがあの我々 の未来ですで残念ながら人口水計のこう いう統計の予測っていうのは本当によく 当たりますなんかよっぽどでっかい戦争で もない限り絶対この通りになります それでえビルゲイツさんが言いたかったの は彼らはま彼らの財団だけではないです けれどもすごい額のお金をえ佐原砂漠の南 のえアフリカ 地域まここがすごく大事だとでそこに すごいお金を化して我々が毎年毎年そこに お金を通化しているおかげでこのグラフが 成立してるっていう話なんですでどういう グラフかっていうと青井線は砂漠の南側で 生まれてくる毎年毎年の新星治の数これ どんどん上がって ますでビルゲイツ財団その他のえ財団が プライベートファンデーションて言います けれどもあの民間のえいろんな利益をこう いうところに還元してるからこそえこの 青い線がえ2100何年までこうずっと 上がってるってことなんですじゃ黄色い線 は何か黄色い線はこの南ええ 南アフリカ地域ですね中央も含めて佐原 砂漠の南側で生まれてくる子供が青です けれども黄色はその他の世界全体の新聖治 の 数でこの両者が2120年にはほぼ イコールになるってことなん ですちょっと僕も初めてこのえグラフを見 た時にびっくりしましたこれはもうあの ややこしい図なんでえ申し訳ないですです けれども右の下の方だけ見てください 2060年え今からえもうもうすぐですよ ね2060年に世の中がどうなってるの かっていうのをヒートマップがこれ書いて あります赤いところ がとてつもないとこなんですけどもそこは 何かって言うとえ今日本はですねこの 真ん中の左の左のあの図はですねえ人口の え高齢者がえy軸のプラスの方で若い人の 数がえ下の方にこれプロットとしてあり ますでその国その国の全体の人口を 100%にした時に何%が50歳以上何% が50歳以下っていうのをえy軸のプラス 側とマイナス側にこれプロットしてるん ですであの細かいことはもう申しません けれども今我々2024年ですちょうど この赤い矢印プレゼントって書いてある ところがま今の我々の立位ですま今日の これから未来で何が起こるかってことなん ですけどこれから10年間で上のカーブも 下のカーブもそれぞれ上の方へシフトし

ます人口の蘇生が大きく少子高齢化の方に 行くこれはま皆さんよくご存知だと思うん ですけどこれが1番最初にピークに達する のが日本ですそしてギリシャとかまそれ から中国も思ったより早いスピードでこの パターンにえなっています2060年に どうなるかっていうと日本だけではなくて ヨーロッパ全域えロシア中国 オーストラリアみんな真赤感になり ますで赤くなってないところはインドとえ それから中央アジアのあの人があんまりい ないところとそれからえ佐原砂漠より南側 のアフリカですでこれをましっかり頭に 入れないとえいけない感染症対策があの 先ほどのあのご挨拶にもありましたけれど も非常に早いスピードで人が移動すること によってえ感染症があの広がるのでえそれ がこれから5年後10年後どういう風に なってくのかっていうことを自自刻刻え 考えながらえ対策を練ってかなければいけ ないという風にあの思いますこれもう 当たり前の話です2014年から2015 年エメドの発足はえ2015年の4月だっ たんですけれども非常に脆弱なえ国際連携 体制でしたこれはあの感染症だけではなく て癌の領域とかそれから気象難病とかま 一口に医学と言ってもいろんな領域があっ たんですけれどもえ我々もえ及ばせながら 一生懸命何でしょう何も国際連携体制が ですね個人の研究者ベースのえ連携体制は たくさんあるんだけども国としてあの 関わってるえそして積極的にその運営に 参加してるところがとてつもなく少なかっ たですゼロとは言いませんでしたけれども なかった ですで えヘッズオブインターナショナルリサーチ オーガニゼーションてヒーローってあの スカした名前がついてるんですけどもこれ は各国のえ研究費配分機関のえ プレジデントNIというえま世界長期え 医学研究所がありますけれどもアメリカ ですけれどもそこはフランシスコリンズ さんという方がえ当時えプレジデントを やってその方のリーダーシップで各国のえ リサーチオーガニゼーションのトップがえ 年に2回集まる会議がありましたエメドは 生まれたてだったんですけどすぐえ入れて くれましたそれから難病という領域があり ます今日はあの詳しいお話しませんけれど もこれもですね難病という言葉は英語で 通用するんです柔道とかと同じようにのそ ぐらい日本の役割は大きかったんですね それ厚労省とか法律に基づいて研究をやり ながらえ患者さんと家族を救済しようと

いうま世界で初めてのえ試みってのは実は 日本からできてるところがですね残念 ながらその後の研究の国際ネットワークと いうのがえ日本は入ってなかったですそれ がインターナショナルレアディーズ リサーチコンソーシアムってイール ディルクというえ団体なんですけどもこれ にもえっとエメドが入りました でえ今日の1つのテーマであるデータ シェアリングということをま積極的に行い まし たそれからですね新型コロナより前にもう すでにえっとエムド発足時に感染症がもう 世界の脅威であるってことはもう党の昔に え分かってたんですね分かってたんです けれどもこのヒーローミーティングの中に アフリカのメンバーが入ってなかっ たアフリカはやっぱりとってもそういう 意味でえ大事で情報共有少なくとも顔が 見える同士でえ議論をして何ができるか できないかこれを議論することがとっても 大事でそれをあのWhoも非常に大きな 役割をしていますけれどもそれ以外に研究 費を特定のところに配るだけじゃなくてお 互いに役割分担を決めてうまく散らせ るっていうそのコミュニティを守るような えそういう仕組みにしようじゃないかって いうようなことをやってえこの5年ぐらい でえ少しずつそれ動いてい ますであのそういう人たちとえ繋がりを 持ちながら えこの感染症対策もえなんとか進めていこ うっていう風にえ考えておりまし たでこれはあの字が細かくて申し訳ないん ですけれどもえ実は感染症に関して国際的 な取り決めで情報共有をしようっていう ことは え2016年これ皆さん覚えてらっしゃる と思いますけど自家熱っていうえ病気が あってあの子供のあの脳脳がこう頭が 小さくなっちゃうえ病気なんですけれども それ蚊が媒介えしてるわけですでこの時に え今考えるとえ画期的なことをあの ヒーローミーティングでえ決めてそれが ですねあっとという間に世界中のえ科学 雑誌のえ編集部の領解がですねえヒーロー からリリースしたメッセージに対して イエスと答えてくれたところがまほとんど でそのイエスと答えてくれた方が 右側でそこのEメールに書いたのがあのあ え左側で受けてくれたのが右側なんですね ま平たく言うと全員がみんな賛同してくれ た何に賛同してくれたかって言うと おあの論文っていうのを研究者はですね 論文を書いてそれを公開するこれがすごく

大事ですでコミュニティで共有する世界中 で共有をするわけですねところがですね それには多読というのがあってレフリー 我々が知らない人が知らない専門家があの ジャッジえ判断をするんですこの論文出し ていいかどうかでもそれを待ってると時間 だけがどんどん過ぎていくだから僕らが あの提案したのはですね投稿前にデータ レポジトリというえところを使ってこれを 私が見つけましたっていうことを雑誌に 出る前にもうそこにオープンにしろとこれ はたくさんの研究者からあの抵抗があり まし たあの私もその1人ですけれどもあの研究 者はやっぱり自分が最初に見つけたんだっ ていうことをすごく重要視するところが どうでしょうこういう感染症みたいな たくさんの人たちの命が危険にさらされる ような領域でもし研究者のエゴイズムで データーがオープンにならないどこで何が 起きてるか誰もわかんないこんなのは許さ れないことなんですねでそれでえこの データレポジトリにオープンにするって いうことをえ推奨してそして雑誌者の方に もあなたの論文のこのマニュスクリプトっ て言うんですけど現行は事前にオープンに なってますかっていうことを聞いてくださ いっていうメールをみんなに送ったんです ねそしたら48時間以内にほとんどのもう セルネーチャー サイエンス残念 ながら日本でこれをあの広めるにはま僕ら の力も足らなかったかもしれませんけれど もほとんどの人は信用してくんなかった そんな馬鹿なことやる やるか普通みたいなでも今感染症の領域で はもうこれが普通にえなってい ますそんなさ中にあのcovid19が 起きたんですねちょうど2020年のえ 今頃だったんですけれどもこれジュネーブ のWHOのえ本会議場でこの会議が開かれ ました世界中からですねみんな情報を持っ てなかったんで世界中のファンディング エージェンシーのえ人たちそからま日本で いう厚生労働省のえ担当の人たちがえ たくさん訪れまし たで中国はこの時ZOOMで参加であそこ の白いあのスクリーンのところにの向こう にあの え武漢のえウイルス研究所のえトップの方 が出てきてでいろんな情報交換したんです けれどもみんながデータシェアリングが 重要だっって言ってました要するに何か そのことが大きくなる前に情報をもっと 共有してくれっていうことを言ってそして

中国のえその武漢のウイルス権のトップは いやもちろんだ とまだけどその本音と建前って言うん でしょうか えーそういう非常にこれあのまカオスと 言いますけれども非常に混乱した会議でし た2日間えwhooでやったんですけれど も決まったのはコビッド19という名称に この病気を名名称をそういう風にしようと いうことが2日かけてやっと決まったって いうでその時にワクチンの話ももちろん ありましただけどその時にみんなが共通で 頭が痛かったの は医療資源は限られてるわけです無限に あるわけではないそれを 例えば市中感染って言って病院の外で起き てる感染症の制御に使うのかそれとも病院 で重症化した人 によりいい医療を受けてもらうために配分 するのかこういうあの根本的な議論から あの始めていくそれから個人情報の問題も あの多少の議論がありましたえ1人の患者 さんのえ重症化した肺炎の人がどんな特徴 を持ってるかっていう情報は他のこれから ウイルスにえやられるかもしれない人たち の命を救うためにとっても重要なデータ ですどういう性質を持った人が重症化する のかしないのかあるいは入院した時に血液 にどういう特徴が出たらこの人は1週間後 にすごい重症の繁栄になって命を落とすか もしれないとかそうでないとかそういう 知識が全くなかったんですねこの頃 はでそういうをしましたそのためには たくさんの人のデータを集めて統計学的に 信頼のおけるデータを集めないとそういう 答えが出せないんです経験がないですから そういう会議だったのでも何も結論が出 なかったです ねでその有様はあの細かいことは申し上げ ませんけれども日本がどうだったかって いうことはあの失敗の反省をあのしっかり するべきだっていうのはあの僕のあの もちろんの考えなんですけれどもイギリス のようにですね歴史的にえ公衆衛星も感染 症の研究もあの非常に盛んで歴史もある イギリスですら大失敗したわけ ですでその有様はこのスパイクという本に えあのつぶさに書いてありますでちょっと だけご紹介するとですねえこれいわゆる 有識者会議ですねえあのイギリスにもそう いうのがあサイエンティフィック アドバイザリーグループforエージェン シーっていう緊急事態に対応する会議って 政治っていう会議があり ますこれは当時え詳細議事録は公開しない

仕組みだったんですねでこれはあのコロナ を境いに全面開示になってそしてはるか昔 のものまでみんな開示今はあのしてあり ますところがこれもいつも問題になるん ですけれども政治と科学の間に コンフリクトがあります 白黒ではっきりする科学の領域と決める もう決めの世界でえ白か黒かわかんない けどもうここはこうするしかないっていう のがま政治の部分で必ず起こりますその 政治と科学の告こう攻め合いこれがあの つぶさにこのスパイクに書いてあります 残念ながらイギリスではえこの科学者の グループがえアドバイスした内容がですね これPMって書いてあんなプライム ミニスターですね総理大臣ですねえ芝生 みたいな頭してるおじさんいましたよね あの人がえこの政治とえめちゃくちゃ ぶつかってえその一存でえアドバイスが 無視されたそれから先ほど言いましたよう に市中感染を守るかそれとも院内感染とか 緊急で入ってきた病院に来た患者さんを 助けるかこれ両立ができませんでしただっ て医療資源に限りがあるんですからその時 には救急医療のようなトアのようなえ きちっとした考え方がないとなかなかです ねプロトコールがないと動けないっていう のも医療現場の え現状でしたそして何よりもイギリスの 場合ですね非常にまずかったのはこの ハードイミュニティという集団免疫という え理論がありますご存知のように スウェーデンはえいち早くこの集団免疫 理論をえ入れてま結果的に失敗に終わった んです しかしここでは結果が成功だったか失敗 だったか以上にですね政府がいい タイミングでディシジョンをしてるかして ないかなんです ねでイギリスの場合にはですねえこれも 細かいことは省略しますけどもグレート バリントンデクラレーションていう不思議 な えこう宣言がありましたここは政治家と 科学者で科学者もですねここにあの ややこしいことは書いてあるんですけど 本当にあなた科学者ですかみたいな人が 集まって科学を論じて いるで彼らの目的はですね政府からお金が 欲しいんですよ研究費って国民の税金 でしょそのお金を引っ張ってきたいだから 政治家に寄り添うような議論で新型コロナ は別にワクチンを打たなくてもいいとか そういう議論を平気でやっていたのがこの グレートバリントンデクラレーション

であります我々のその地球上でで起きて いる感染症の把握についてっていうのも この著者のジェレミーファーラーがえ非常 に細かく書いてあります僕もびっくりし ましたけども感染症の1番大元のえ発端は ですねプロメドメイルっていうもう本当に あのしょぼいメールのネットワークで現地 にいる人たちから変な死に方をした患者 さんがいるとかそういうポツポツっとした えデータをメールでえ交換しているでそれ をだんだんですねたまにこう明るい星が出 てきてそれ結びつけると星座になる星座 っていい星座じゃないですねこれこれどう も流行が始まってるんじゃないかってそう いうメールのあれでやり始めるんです そして えもう1つはですねこのデータがいかに 大事かってことなんですけれどもジス エイドえグローバルイシonシアリング エアインフルエンザデータっていうんです けども鳥インフルエンザってRNA ウイルスですで鳥インフルエンザのRNA のデータあのいろんな変異体を調べてその データをえ投稿するんですねそのデータ ベースにでどんどんどんどん内容があの 更新されていきますその目的で2008年 にこういうデータベースが作られたんです けど もそれが結果的にですねとりとえコビッド 19のえ変異体のえ追跡にとっても役立ち まし たこれも細かいことは省略しますけどこれ はあの京葉大学病院でえ入院した患者さん の中でえっと青いえっと右下の方にある 青いボックスが あの重賞こっちが重賞ですで赤い方が重症 にならなかった人なんですけど入院患者 さんのデータを調べていってですねえCT に肺炎の影がえ出始めたような人にある 特別な変異あの右の上の方に書いてある 赤い四角細い四角で書いてあるところが そこの変異の入った場所なんですけれども こういうのを調べてえ毎日のようにこう 調べてですねでそこから特徴を掴んでいく んですですから臨床の先生たちからえこの 人は重症になったとかならないとかって いうそういう情報を僕らもいただくんです え基礎研究と臨床研究の方で臨床の先生 たちはもう患者さんのマネージメントで低 一杯ですで我々はその配列をま追っかけ るっていうことをこれはあの臨床遺伝学 センターの小崎健治郎先生っていうま ゲノムの専門家ですけど感染症の専門家で はないんですよでそういう人たちがみんな でえ手分けしてで我々の研究室はあのその

変異体からできるタパ質が普通の武漢株の タンパク質とどこが違うのかっていうこと をあの調べましたこれももうすごくあの スピードの遅いえ研究なんですけれどもま そういうことをやることによって新しく出 てくる薬がそこにちゃんと結合するかどう かしないかとでま大阪大学はそういう ファシリティがもう非常に充実してるので これから大変期待ができるわけですけれど もそういう研究をですね基礎と臨床で一体 型でやっていくことがとっても大事 です2020年の夏には日本には非常に 不思議なことが起こりましたえっと我々が あのラボで調べて え新型コロナのですね変異株2種類ここに あります黄色い株と緑色の株ってことにし ときましょう黄色い株はですね増殖能力が 悪い増殖に必要なある酵素の活性が低い株 なんです 低い株ですから高い株緑色の方の株が どんどん勝ってくだろうってま普通そう 考えるわけですところが2020年の夏に はとっても不思議なことが起きたんです 黄色が日本中に広がっ たで緑がほとんどなくなってそしてでもま またにえ緑が え増えてで黄色が消えてしまうこういう 現象が起きましたこの下がった方が分かる ですけど上がった方何だったん でしょう僕らはえこれももうあの科学論文 としてえ出しているんですけれど もおそらくゴートゥトラベルじゃないか こういう風に考えてます日本レッド全体を 試験感をシェイクしたこう振った状態を 実際に起こしてしまったっていうことがだ こういうものはちゃんと反省しなければ いけないしこれが本当かどうか我々は論文 として出してますけどもそれでもう 100%本当とは申し上げませんけれども こういう経験値つまりデータですねデータ をコミュニティ研究者コミュニティで ちゃんと共有してしっかりした考察議論を していくっていうことがとっても必要 です慶王病院は地域のま1つの病院です ごく一部しか反映してませんでこの黄色の 株と緑色の株横軸が時間軸なんですけれど もえ見事にですね武漢株っていう19A っていう株は途中で消えてますよねこれは 国の対策が非常にうまくいったからじゃ ないかと思い ますところがその後ですね急に広がった この黄色の株でこの慶王病院で見ている ものが日本全体でどうなんだろうかって僕 らは知りたいんですけどどこにもデータが ないわけですこのデータを一刻も早く本当

はオープンにして欲しかったんですね そしてその年のくれにえ国立件からデータ がオープンされましたま緑の株と黄色の株 が1対1ぐらいだったっていうこれはもう 皆さんからするとオミクロン株が広がる前 の話ですのでもう記憶にないかもしれませ んけれども2020年のくれは日本はこう いう状態だったんですだから東京で見てる ことがほぼ日本で起きてることとえ考え られますでこれを見るとですね非常に僕は 残念だと思うのはこの黄色と緑のデータの 右側を見て欲しいんですけれどもこれ みんなね4月1日とか5月1日のデータて いう風になってんですでこれがジスエイド にそのまま サブミッシブ するとどこでえ解析したかってことが都市 の名前が全部書いてあるはずなんですよ ところが日本 だけみんなそこをクリックするとジャパン ジャパンジャパンって書いてあるんです インドだったら20いくつの州があります から全部違う名前でタグがついてるそして 何月何日に計測したかってことも全部そこ のタグ情報がついてるところが日本は みんなそれぞれの月の1日なんでこういう ことが起こるんでしょうか何月1日に測定 したことにしてくださいってなってるのか どうかやっぱり本当のデータが知りたい ですそれからデータを集めてですねもう 語類にはなりましたけれどもえ僕らも コツコツとその時に集めたデータを今でも ま研究をやってるんですけどこれは今京都 大学に移ったあの杉浦え佑樹君えとえ 私たちのグループだけではなくて大阪え 当時の私立大学の先生方とかまいくつかの えコミュニティで共同してやったデータ ですデータシェアですでここで分かった ことはえある種のアミノさの分解遺産物と それからケモカイと呼ばれるもののここで はcxcl10とこう名前がついてるん ですけどもその2つを見るだけでま99% のえ重症化確率がえ綺麗に予測できると いうことを最近え報告していますこれが 最後です生命倫理の4原則っていうのは 自己決定権の尊重無害原則そして患者さん への善意そして正義この4つです個人情報 保護法の観点からは1番と2番が極めて 重要で患者さんの同意がなければ我々は こういうデータが使えませんしかし3番4 番はどうでしょうこういうデータ を共有することによって国全体で共有する ことによって自分以外のたくさんの人が 救える可能性があるっていうことをえ最後 にしてえ私のお話をおしまいにしたいと

思いますご清聴ありがとうございまし [拍手] たJA

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