20日、ダイアナ元皇太子妃の長男であるウィリアム王子が激しく非難したのは、イギリスの公共放送「BBC」が過去に報じたインタビューだった。
ウィリアム王子「あのインタビューは、両親の仲を悪化させる大きな要因で、数えきれない人を傷つけてきました」
それは1995年、BBCがダイアナ元皇太子妃の独占インタビューとして放送したもの。
ダイアナ元妃はその中で、自身の不倫や、当時の夫・チャールズ皇太子とカミラ現夫人との不倫関係を暴露し、世界中に衝撃を与えた。
当時、BBCは内部調査で、記者の取材に問題はなかったと結論づけていた。
しかし、2020年、独立委員会を立ち上げ、再調査。
その結果、インタビュー番組をめぐり、偽造した書類を使って、取材の交渉をしていたことが明らかになった。
BBCは、担当記者がダイアナ元妃から出演の承諾を得るために、王室の内情がリークされていることを示すような書類をねつ造したことを認め、謝罪した。
ダイアナ元妃の長男であるウィリアム王子は、今回の発表を受け、強い不満を表明した。
ウィリアム王子「母は、1人の悪徳記者だけではなく、事実か詰めることなく、無視をしたBBCの幹部たちにも裏切られました。フェイクニュースの時代において、公共放送や報道の自由は、これまで以上に重要です。調査報道によって明らかにされたBBCの行為は、母や私だけではなく、大衆も失望させました」
また、次男のヘンリー王子は声明を発表し、「人を食い物にし、非倫理的な手法を使う文化によって、母の命は奪われた」とコメント。
兄同様、BBCの取材姿勢などを強く非難している。
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