京都アニメーションの放火殺人事件から5年　36人が死亡・32人が重軽傷　青葉真司被告は死刑判決を不服として控訴

京都アニメーションの放火殺人事件から5年　36人が死亡・32人が重軽傷　青葉真司被告は死刑判決を不服として控訴

36人の命が奪われた京都アニメーションの放火殺人事件から、7月18日で5年となります。

京都市伏見区の現場となったスタジオ跡地では、午前11時30分現在、追悼式が営まれています。

2019年7月18日、京都アニメーション第一スタジオが放火され、36人が死亡、32人が重軽傷を負いました。

殺人などの罪に問われた青葉真司被告（46）は2024年1月、死刑判決を言い渡されましたが、不服として控訴しています。

追悼式には京都アニメーションの社長や遺族など144人が参列し、事件が発生した時刻に黙とうがささげられました。

また、京都・宇治市の公園には国内外から寄せられた義援金などをもとに、事件を後世に伝える碑が7月14日に設置され、18日も多くの京アニファンが訪れていました。

長年「色彩設計」として様々な作品に携わり、事件で死亡した石田奈央美さん（当時49）の母親は、いまの思いを「長いようで短かった。裁判までものすごい長く感じたけど、済んでみたらもう5年やと思って」と語りました。

また、アニメ制作の道を歩み出したばかりで命を奪われた女性の家族は、「青葉被告が悔いていたとしても、亡くなった人は戻ってこないので、今も許すことはできません」と話しています。

事件から、18日で5年。
京都アニメーションのスタッフ、作品のファン、そして遺族…それぞれが様々な気持ちを抱え、きょうの日を迎えています。

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