山形と秋田で4人行方不明・1人遺体発見…20代警察官2人連絡とれず　山形新幹線が運転見合わせ続く

山形と秋田で4人行方不明・1人遺体発見…20代警察官2人連絡とれず　山形新幹線が運転見合わせ続く

記録的な大雨となった山形と秋田では河川が氾濫するなどして、これまで1人が遺体で見つかったほか、4人が行方不明となっています。

気象庁は、河川の氾濫や土砂災害などへの厳重な警戒を呼びかけています。

警察官など3人が行方不明となっている山形・新庄市から、さくらんぼテレビ・白田貴彦アナウンサーが中継でお伝えします。

行方がわからなくなっていたパトカーが発見された山形・新庄市の現場。
横転しているのがパトカーで、他にも3台の乗用車が水没しています。

乗用車が水没している場所は川ではなく、奥を流れる新田川があふれ、冠水した田んぼです。

25日午後11時45分ごろ、救助要請を受けて現場に向かっていたパトカーが流されました。

パトカーには、新庄警察署のいずれも20代の男性巡査部長と巡査長が乗っていて、巡査長が自ら「流された」と110番通報してきたということです。

2人の警察官とはその後、連絡が取れなくなり、救助を要請した男性も行方がわからなくなっていました。

そして、発見されたパトカーを含めて4台の車からこれまで3人が救出され、新田川の下流で男性1人が救出され助かったとの情報があります。

2人の警察官は、まだ見つかっていないということです。

また、26日午前8時半ごろ撮影した酒田市の上空からの映像を見ると、住宅や農業用ハウスが水没し、住宅の2階の屋根に登って白いタオルのようなものをふりながら救助を求める住民の姿が確認されました。

山形県には現在も3つの市と1つの村に緊急安全確保が出ていて、引き続き最大限の警戒が必要です。

また、JR東日本によりますと、山形新幹線は26日、山形駅から新庄駅の間で終日運転を見合わせています。

東京駅から山形駅の区間も、一部の列車が運休する予定です。

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