フィジカル強すぎ! 渋野日向子のアイアンスイングについての総合評価
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国内女子ツアーは後半戦に突入しました。今季、活躍している女子プロたちのアイアンスイングには、アマチュアゴルファーの悩みを解決してくれるヒントがたくさんあります。今回注目するのは、「北海道meijiカップ」で今季国内初戦を迎える渋野日向子のアイアンスイングです。特に、「全米女子オープン」で2位に入った際の“深いタメ”について、青木瀬令奈のコーチ兼キャディである大西翔太が解説します。

渋野日向子の技術的な進化
渋野日向子選手は、海外で流行しているショートトップを採用し、以前よりも手元の位置が高くなっています。ショートトップはタメが作りづらく、手先を使ってすくい打ちになりやすいと言われますが、渋野日向子選手はこれを克服しています。彼女はバックスイングでクラブを上げきり、前に左足を踏み込み、“深いタメ”を作ることで、切り返しの際にフィジカルの強さを発揮しています。

切り返しからインパクトまで
ダウンスイングでは、切り返しで作った手首の角度を保ったまま、ハンドファーストに打つことで、厚い球を打つことができます。これにより、ショートトップでも十分な飛距離を出すことができます。反対に、大きなトップではクラブが上がりきり前に左足を踏み込むのが難しくなり、振り急ぎや振り遅れに繋がります。バックスイングで左肩がアゴにくっついたら左足を踏み込むくらいの意識を持つことで、下半身リードで打つことができます。

海外メジャーでの成果
6月の海外メジャーでは、渋野日向子は2試合連続でトップ10に入りました。関連記事では、左足上がりのライからフワッと上げるアプローチを解説しています。渋野日向子選手のスイングは、その技術とパワーの完璧な融合を示しており、多くのゴルファーにとって理想的なモデルとなっています。その安定性と力強さは卓越しており、以下では彼女のアイアンスイングを段階ごとに詳細に評価していきます。

Video: https://youtu.be/WLvs1FOv_f0

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