カメラコントロールボタン真の姿がついにお目見えです。
iPhone16シリーズが9月に登場してあっという間に2ヶ月が過ぎ去ろうとしています。iPhone16シリーズ(iPhone16 / 16Pro)の目玉として登場したカメラコントロールボタンがいよいよ長い眠りから目覚めようとしています。Appleのイベントで紹介されていながら搭載されていなかった機能で、その名もVisual Intelligence(ビジュアルインテリジェンス)がiOS 18.2(12月初旬に正式リリースされる見込み)でついに登場です。
「Apple版Googleレンズ 」がくる
iPhone16シリーズ搭載のカメラコントロールボタンを長押しすることで、特別な撮影モードが起動し、周囲の情報を表示してさらにアクション実行のショートカットまで提示してくれる機能で、Appleのイベントで紹介された使い方は、
Image: AppleImage: AppleImage: Apple
カメラコントロールボタンを長押して、
・通りがかった良さげなレストランにカメラをを向けると営業時間やレビューを確認できたり
・チラシにカメラを向けるとそのイベント日程をそのままカレンダーに追加できたり
・ 犬にカメラを向けると犬の犬種をすぐに特定できたり
と現実世界をより直感的にiPhoneに取り込んで、情報検索や次のアクションを瞬時に計画できる機能です。GoogleレンズのApple版のようなイメージ…と書くとかなり出遅れ感はありますが、AppleはあくまでもVisual Intelligenceを入り口に、Apple Intelligenceそしてさらに情報を深堀したい場合は、ChatGPTとの連携という流れを一貫してできる強みを推しています。
実生活でどこまで利用できるかは、やはり使ってみないことには…といったところ。使い心地やレスポンス、精度が気になるポイントですね。
画面オフでもカメラをすぐ起動できる
さらにiOS18.2では、画面がオフのままでもカメラコントロールボタンで瞬時にカメラ起動できるようになります。今でも十分早いと思うカメラ起動ですが大切な瞬間を取り逃がさないと言うのがポケットに収まるカメラの最大の使命でしょうか。撮り逃す心配はほぼ無くなりそうです。
設定方法は、
設定→画面表示と明るさ→カメラコントロールの画面オン要件をオフ
にするだけ。これでiPhoneの画面オフの状態でも、カメラコントロールボタンでカメラ起動ができるように。さらに2段階シャッターもこのタイミングで実装されます。
設定→カメラ→カメラコントロール AE/AFロックをオン
にすると、 カメラコントロールボタンを押すと1段階目はフォーカスと露出のロック、 その後強くボタンを押し込むと2段階目の写真撮影となります。カメラコントロールボタンはiOS 18.2でようやく真の実力が発揮されそうです。
今回紹介した機能以外にも、画像生成や乗り物酔い防止機能など楽しみになる機能追加が予定されていますし、大本命のApple Intelligence(アップルインテリジェンス)日本語版が来年登場予定ですから、iPhone16シリーズの本当の実力はまだまだ温存されていると言えそうです。さらに来年3月はiPhone SE 4発売のうわさが控えていて、しばらくApple祭りの余波は続きそうです。
※設定方法は筆者訳のため、実際のiPhoneでの日本語表記は異なる可能性があります。
Source: 9to5mac, Apple
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