F1第23戦カタールGPのスチュワードは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)のレコノサンスラップにおける問題走行に関して警告を与えるに留めた。この結果ピアストリは、3位表彰台を維持した。

ピアストリは2024年12月1日の決勝レースに先立ち、レコノサンスラップ中にルイス・ハミルトン(メルセデス)の前を横切ってピットエントリーに進入した行為が問題視されていた。

デレク・ワーウィックを含む4名の競技審判団は、レース終了後の現地時間21時45分より聴聞会を開催した。

聴聞会の中でピアストリは、前走車両が「かなり遅い速度で走行」していたため、追い越したかったと説明した。マクラーレンは、ピアストリが過剰な速度で走行せず、終始、クルマをコントロールしていたことを示すテレメトリーデータを提出した。

スチュワードは、ピアストリの動きは「危険」なものではなかったとする一方、このような不規則な動きは避けるべきであるとして警告を科す決定を下した。

ランド・ノリスが10位に終わったため、マクラーレンのカタールGPでの獲得ポイントは17点に留まった。

一方、フェラーリはシャルル・ルクレールが2位表彰台、カルロス・サインツが6位に入り、全チーム最多となる26点を獲得。これにより、ランキング首位マクラーレンとの差を21点に縮めた。

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