ASUSは、Ryzen CPU / 同社製ソケットAM5マザーボード向けにAGESA 1.2.0.2bを内包したBIOSを公開しました。
このBIOSには『Core Tuning Config For Gaming』と呼ばれる機能が実装されており、ゲームのパフォーマンスを向上させることができます。設定はBIOS/UEFI画面から変更できます。
Core Tuning Config For Gaming設定画面
AGESA 1.2.0.2b BIOSを適用し、『Core Tuning Config For Gaming』の設定を『Legacy』にしたものと、AGESA 1.2.0.2a BIOS環境とのゲーム性能の比較がこちら。
AGESA 1.2.0.2b vs. AGESA 1.2.0.2a
Star Citizen: 1％ Low +3.57％ / Avg fps +3.15％HITMAN 3: 1％ Low +4.12％ / Avg fps +3.77％Spider-Man: 1％ Low +8.45％ / Avg fps ±0％Star Citizen: 1％ Low +9.52％ / Avg fps +5.63％サイバーパンク2077: 1％ Low +2.60％ / Avg fps ±0％Starfield: 1％ Low +5.17％ / Avg fps +1.38％S.T.A.L.K.E.R.2: 1％ Low +4.44％ / Avg fps +6.52％
上記ベンチマークはYouTubeチャンネルのCompusembleによりテストされました。テストされた7タイトルすべてのゲームにおいて、AGESA 1.2.0.2bは、AGESA 1.2.0.2aよりも数％程度のフレームレートの向上が見られました。
テスト環境は、CPUがRyzen 7 9800X3D、グラボがGeForce RTX 4090、マザーボードがASUS ROG STRIX B650E-F (3065 Beta BIOS)。使用するCPUやグラボ等の違いにより、パーセンテージが異なってくることはご留意ください。なんにしても、ASUSのAM5マザーボードをお持ちの方は試してみる価値がありそうなパフォーマンス向上率です。
AGESA 1.2.0.2b / Core Tuning Config For Gaming機能を内包したBIOSはASUS Webサイトの各マザーボードページよりダウンロードができます。
なお、まだすべてのAM5マザーボードにAGESA 1.2.0.2b BIOSは公開されていません。本記事執筆時点では一部のハイエンド製品にのみ公開されているといった状況です。
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