【解説】貸金庫から“窃盗”した元女性行員の手口は?被害の補償は難しい?三菱UFJ銀行・半沢淳一頭取「銀行ビジネスの根幹を揺るがすもの」
銀行の女性行員が貸金庫の中身約十数億円相当を盗み続けていた問題で、トップが16日、初めて謝罪しました。
この問題は、三菱UFJ銀行の行員が2020年4月から約4年半にわたって東京の2つの支店から約60人分の貸金庫の中身時価総額にして十数億円分を盗んでいたとして、11月に懲戒解雇されたものです。
半沢頭取は16日午後、この問題で初めて会見を開き、「銀行ビジネスの根幹を揺るがすものであり、心よりおわび申し上げます」などと謝罪しました。
またこの行員は、貸金庫の管理責任を担う40代の女性で、所持していたスペアキーを使って盗みを繰り返していたことを明らかにしました。
三菱UFJ銀行は、他に数十人の顧客からも被害の可能性があるとして、確認を急ぐとともに、今後スペアキーを支店ではなく、本部で一括管理するなどの再発防止策を講じるとしています。
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