1998年に整備された「横浜国際プール」のメインアリーナは夏季はメインプールとして、冬季は床を張ってスポーツフロアとして利用しています。

メインプールは50メートルのコースが10あり、水泳の日本選手権やパラ競泳の大会などが開かれてきました。

横浜市は16日、老朽化を受けた再整備の計画案を市議会に示し、それによりますと、夏場のメインプールの機能を廃止して一年中、体育館として利用できるフロア化を目指すということです。

理由として、プールの利用者が減少する一方、バスケットボールなど体育館の利用者が増加傾向にあるほか、プールとフロアを転換するコストがかかることなどをあげています。

メインプールの廃止をめぐっては神奈川県の水泳連盟や日本パラ水泳連盟などが「全国規模の大会の実施ができなくなる」などとして存続を求めていますが、市はウォーミングアップ用の25メートルのプールを新たに整備したり、サブプールのバリアフリー化を進めたりするとしています。

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