[東京 18日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱もちあいが想定されている。前日の米国株式市場でダウ工業株30種が1978年2月以来最長となる9営業日続落となるなど、主要3指数が下落したことを受けて、見送りムードが支配しそうだ。18日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることも買い手控えの要因になるとみられる。シカゴ日経平均先物にサヤ寄せした後は、手がかり難の中、小動きとなる可能性が高い。
日経平均の予想レンジは3万9100円─3万9400円。
日経平均は、シカゴ日経平均先物にサヤ寄せした後は小動きとなるとみられる。日米の中銀イベントを見極めたいとのムードが広がっており、投資家の積極的な売買が見られず、商いは低調になるという。個人投資家の節税を意識した換金売りも需給面で圧迫感を与えそうだ。
材料面では、ホンダ(7267.T), opens new tab、日産自動車(7201.T), opens new tabが経営統合に向けた協議に入ったとの一部報道が、自動車株に刺激を与えることになる。さらに、メモリー半導体大手のキオクシアホールディングス(285A.T), opens new tabが18日、東証プライム市場に上場することの相場影響も注目される。
岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏は「キオクシアがマイナススタートなった場合、投資家心理を冷やす可能性もある。いずれにしても年末特有の見送り商状となりそうだ」と指摘した。
前日の米国株は下落して取引を終え、ダウ工業株30種は9営業日続落となった。経済指標で消費の底堅さが示され、米連邦準備理事会(FRB)の政策決定を控えて慎重ムードが強まった。ダウの9営業日続落は1978年2月以来最長。
きょうは国内で日銀が金融政策決定会合(19日まで)を開催するほか、キオクシアホールディングス(285A.T), opens new tabが東証プライム市場に上場する。11月訪日外客数の発表もある。米国では日本時間のあす早朝に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表と連邦準備理事会(FRB)議長の会見がある。マイクロン・テクノロジー(MU.O), opens new tabは決算を発表する。
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