トランプ次期米大統領は12月22日、西部アリゾナ州フェニックスで開かれた保守派団体「ターニング・ポイント」の会議で演説し、オピオイド(医療用麻薬)のフェンタニル過剰摂取など麻薬問題に対し撲滅運動を新たに始めると表明した。同日、フェニックスで撮影(2024年 ロイター/Cheney Orr)
[フェニックス(アリゾナ州) 22日 ロイター] – トランプ次期米大統領は22日、西部アリゾナ州フェニックスで開かれた保守派団体「ターニング・ポイント」の会議で演説し、オピオイド(医療用麻薬)のフェンタニル過剰摂取など麻薬問題に対し撲滅運動を新たに始めると表明した。
また、選挙公約に基づき「(大統領就任後、メキシコの)麻薬カルテルを直ちにテロ組織に指定する方針だ」と述べた。
次期政権による麻薬撲滅運動の対策費についてトランプ氏は「多額の資金」を投入すると明らかにした。ただ、他の政策的支出と比較し「相対的に見て非常に少額」と述べた。活動の詳細にはほとんど触れなかったものの、トランプ氏が麻薬撲滅運動に言及したのは初めてとみられる。
トランプ氏が打ち出した撲滅運動は1980年代に共和党のファーストレディー、ナンシー・レーガン夫人が先頭に立って若者に麻薬を断ち切るよう促した「ジャスト・セイ・ノー(ただノーと言おう)」運動を思い起こさせるものだ。
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