被災地にも大雪 仮設住宅で雪かき “最強寒波ピーク”立ち往生も【スーパーJチャンネル】(2025年1月10日)

 ピークを迎えた今シーズン最強の寒波。石川県能登町の被災地では仮設住宅が雪に埋もれ、ボランティア活動も中止となる事態に。

■“最強寒波ピーク”立ち往生も

 ピークを迎えた今シーズン最強寒波。仙台市では10日午後から雪が強まり、愛知県や岐阜県、福岡県などでもこの冬に初めて雪が積もりました。

 京都府では、地上は横殴りの雪。多くの人が行き交う京都市の四条大橋です。夏は川床が並んでいる鴨川。その土手は10日、真っ白になっていました。

モナコからの観光客
「(Q.日本とモナコどっちが寒い?)日本です。モナコはめったに雨が降らないし、雪は降ったことがありません」

オーストリアからの観光客
「美しいですね。2人とも大好きです。雪がさらに魅力的にしてくれている」

 今シーズン1番の雪が降った滋賀県長浜市では、長浜城が真っ白になっていました。雪に足を取られる学生も…。

 雪に慣れない地域では…。

 熊本県人吉市の国道では、トラックが横滑りを起こして立ち往生。熊本市では公園の水道の蛇口が凍結するなど、各地で影響が出ました。

 鹿児島県では、立ち往生したトラックのドライバーが慌ててタイヤにチェーンを装着。

 平年の2.5倍の雪が積もる岐阜県郡上市。取材班の車が雪道を走っていた次の瞬間、木に降り積もっていたとみられる雪が落ち、フロントガラスが破損。車の天井も大きくへこみましたが、けが人はいませんでした。

 安全を確認後、スタッフは別の車に乗り換えて取材を続けました。気温が上がってきた後は、こうした事故も起きやすくなっています。

 一時、運転を見合わせた山形新幹線。山形県では今シーズン一番の大雪となりました。

 米沢市では平年の2倍以上の雪が積もり、子どもは雪をかき分けて歩いていきます。道幅は狭くなり、車がすれ違うのがやっと。譲り合ってゆっくり走っていきます。

 朝からホームの雪かきを行っていたのは全面再開した石川県の「のと鉄道」。雪の影響で運休や遅れが出る可能性があるとしています。

 地震に加えて9月には豪雨。そして、この寒波です。石川県輪島市の仮設住宅では、住民が総出で雪かきです。

被災者
「被災している時は大変や。地元の人だよね?」
記者
「はい。うちも半壊で」

 輪島市では今シーズン最も冷え込みマイナス1.2℃。

被災者
「(Q.これから雪が?)降らんといてほしいね」

 いまだ地震の爪痕が残る能登町。

作業中の人
「(Q.普段ときょうの作業で違いは?)雪が降ると除雪作業から始まるので、その分作業が遅れたり。雪かきに1時間かかっている」

 凍ってつららができている室外機。屋根を覆うブルーシートの上に雪が積もっています。この悪天候で10日は災害ボランティアも中止となっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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