「日本がもうマズい、よみがえらせる」石丸伸二氏の新党「再生の道」 候補者に求める“鉄の掟”とは?「即戦力になれる人材を」 政策は“候補者任せ”も…

2024年7月の東京都知事選で旋風を巻き起こした、前安芸高田市の市長、石丸伸二氏が15日、新党の旗揚げ会見を行いました。

石丸伸二氏:
新たな地域政党の名前、それは「再生の道」です。

モニターに映し出されたのは新党のロゴ。
「再」と「生」が矢印でつながっています。

そして、新党設立の目標を石丸節で「ひらたく言えば政治屋の一掃です。議員の椅子にしがみつく、これこそ諸悪の根源です。日本が衰退している原因だと断罪します」と説明しました。

安芸高田市長時代に、市議会と対立した石丸氏。
居眠り議員に対して放った「恥を知れ!恥を!」という痛烈な言葉が話題となり一躍、脚光を浴びました。

そして2024年7月の都知事選に電撃出馬。
SNSを駆使した戦略で支援の輪を広げる様子は“石丸現象”と呼ばれ幅広い世代に支持を拡大。

小池知事には敗れたものの、蓮舫氏を上回る約166万票を得て2位となりました。

石丸伸二氏(2024年11月):
東京都議会選挙に向けて、地域政党を作ろうと思います。

この発言から2カ月がたった15日、新党の旗揚げを発表しました。

紫のネクタイにスーツ姿で会見に臨んだ石丸氏。
紫色が自身のイメージカラーなのか、モニターに映した「東京を動かす」のキャッチコピー、さらに新党のロゴも紫色に統一していました。

再生の道について石丸氏は「ずいぶん前からこの国、日本がもうマズいと、なんとかしないといけないという思いが募っていました。この日本をよみがえらせる。その意味を込めて「再生」とつけました」と説明。

また、英語の表記を「Rebirth」にした理由については「生まれ変わるぐらいの変化。これが今の日本には必要だと考えたからです」と述べました。

2025年夏の都議選で全42選挙区での擁立を目指し、候補者を募る考えを示した石丸氏。
候補者に求めたのは“鉄のおきて”です。

石丸伸二氏:
党の約束事はただ一つ「多選の制限」これだけ。東京都議としては、これから先2期8年を上限とする。これが「鉄のおきて」です。逆を言えば、それ以外の縛りはありません。

任期の上限を2期8年とする条件を守れば、「共産党の方でも結構です。共産党員として都議をやって、その後は地方の議員になる。都議にさえしがみつかなければ大歓迎です」と、他の党との掛け持ちも認めると説明。

さらに、候補者に求めるものについては「即戦力になれる人材を求めます。よく政治家の方、選挙の最中もですし、なんなら当選したあとに「これから勉強します」という方があるんですが、ふざけるなと。一から勉強してもらうんじゃ仕事にならないです」と話しました。

知事や副知事、市長や副市長などの経験者は「圧倒的に知見がある」として優先的に候補にするとしました。

一方、党として掲げる政策を発表しなかったことで記者からは政策に関する質問も相次ぎました。

石丸伸二氏:
(Q.都民に何を還元したい?)そういう質問が来ると思っていました。いわゆる党として実現する政策はここでは出しません。(Q.候補者がそれぞれ違う政党を掲げていく?)これ、さすがですね、おっしゃるとおりです。各候補者が各選挙区内において、主張すべきことを主張してもらう。

候補者がそれぞれ違う政策を掲げていくという“石丸スタイル”の選挙戦を行うと説明。
候補者の公募方法についても「公募のプロセスは三段階。3回だけで選びます」と説明しました。

面接の様子はYouTubeで公開する“石丸スタイル”。
また、最終面接に受かった候補者に対しては供託金の負担や選挙のサポートなどを約束。

そして、異例ともいえるこんなサポートも。

石丸伸二氏:
都議のあとのセカンドキャリアなのか、サードキャリアなのか。人によって変わるけど、次のステップを応援していきたい。

また、自身は都議選に出るのか?といった質問には「ないです、出ません」とはっきりと否定しました。

新党・再生の道を旗揚げした石丸伸二党首。
都議選で2024年の夏のような“石丸現象”の再生が果たせるか注目です。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

11 Comments

  1. 具体性がなく、フワッとしてるだけ。不安感情を煽るだけ煽って、タチが悪い。政策なし、実現性なし。
    メディア批判をする割に放送法や民放連、総務省については言及をせず、ことを構える気はない、自分の意に反するものを除外してるだけ

  2. 再生って、、結局何の政策してくれるの?国民民主党みたいに直接我々の財布が潤うならいいんだけどさ。

  3. FNNが大々的に報道するだけで信用ならない政党だなとなるよね普通

  4. 一つだけ言いたいのは、新党…多すぎない?
    自民公明でも立憲共産でもない第三極の政党は数が増えすぎて、もう少しまとまって欲しいっていう気持ちにもなる。

  5. これ、一人が政党立ち上げたというだけで、この報道。確実におかしいわ。