「誰かが持ってこないと…」何者かが埋めた可能性も…小学校に“シカの頭”【報道ステーション】(2025年1月15日)
岐阜県美濃市の小学校で、校内の花壇にシカの頭部が埋められているのが見つかりました。
中有知小学校・石原隆校長
「9日の朝に、校務員が花壇の手入れをしていて、異常が見つかり、教頭に報告があった。教頭が 、生徒が帰ってから確認し、シカの頭部が発見された」
頭部の大きさは、40センチから50センチほど。角はなく、腐敗もしていなかったといいます。
中有知小学校・石原隆校長
「完全に埋められた状態ではなく、少し埋められたところに土がかぶさっていた。(Q.頭の部分というのは)引きちぎるという形では見られなかった。何かの形で、切断されたものだと思う。子どもも『気持ちが悪いな』と。そんなに大きく騒ぐことはなかった」
付近の住民
「びっくりした。今までそんなことなかった。イノシシは周りにいっぱいるが、シカはあまり覚えがない」
付近の住民
「サルはいるが、シカなんか見たことない。子どものいるところに気持ち悪いもの置かれたら、子どももかわいそう」
学校の周辺は住宅が多く、近くに山がある場所でもありません。ただ、地元の猟友会の人に聞くと、2キロほど離れた山のふもとで、シカを見ることはあるといいます。
美濃市猟友会・山口泰宏会長
「郡部なので、街の中には出てこないが、山のふもとにはしょっちゅう出る。山に廃棄したものを獣が引っ張り出し、山のふもとで発見されることはあるかもしれないが、考えにくい。(Q.クマが持ってくるなどは)ないですね。頭部だけ持ってくるということは考えにくい」
また、猟をする人であれば、自宅や決められた場所で処理するため、山で廃棄することは、ほぼないといいます。
美濃市猟友会・山口泰宏会長
「猟友会員に限っては、有害捕獲したという報告をすることになっている。一般の人ではシカは獲れない。獲ったのは、現在、猟をやっている人か、精通した人だとは思うが、なぜ小学校に埋めたかは、ちょっと理解に苦しむ。猟友会の代表としては残念。しっかりやっている人は、絶対、このようなことはしないと思うので」
学校は、防犯カメラを新たに2台設置し、登下校時の見守りをしています。
警察は、動物が運んできたとは考えにくいとして、何者かが埋めた可能性も含めて調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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