22日の東京株式相場は大幅高。トランプ米政権による過度の関税懸念が後退し、米国株が景気敏感業種や人工知能(AI)関連中心に上昇したことが好感されている。

  トランプ米大統領がソフトバンクグループとオープンAI、オラクルが主導する人工知能(AI)インフラへの新たな大型投資を発表した。これを受けてソフトバンクG株は一時9.7%上昇して、日本株の上げを主導した、古河電気工業、ディスコ、 アドバンテストといったAI関連銘柄も軒並み上昇している。

TOPIXの午前終値は0.9%高の2738.91日経平均株価は1.5%高の3万9604円71銭

  T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは、日本市場はいまAI関連銘柄がすべてだと述べた。テクノロジー株は好調で、トランプ大統領の投資計画発表が当面の投資家心理を押し上げるのではないかという気がするとしている。

  週末の日本銀行の金融政策決定会合を前に銀行や保険株は値下がりした。市場は日銀の利上げをほぼ織り込んでいるが、一部の投資家は確認されるまで様子を見ている可能性があると大和証券の柴田光浩シニアストラテジストは述べた。

インサイト東証33業種別指数のうち22が上昇、非鉄金属指数が上昇率首位で石油・石炭製品が下落率トップ

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