取締役会で日枝氏進退は論議されず 文春提訴についてフジ社長「あらゆる選択肢検討」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年1月31日)
中居正広氏の女性問題への対応を巡り、CMの差し替えが相次いだフジテレビは30日、広告収入が233億円減少すると発表しました。
■フジ清水社長、訴訟の可能性排除せず
30日、取締役会に出席するため、フジテレビ本社ビルに車で入った日枝久取締役相談役(87)。こうしたなか、フジテレビの清水賢治社長(64)は次のように述べました。
清水社長
「(Q.日枝さんの辞任は議題にあがった?)いえ」
「(Q.ご自身からの言及は?)それについてもない」
「(Q.何か発言はありました?)発言内容については、ここでは詳細は控えさせて頂きます」
取締役会では、経営刷新に向けた委員会を新たに設けることが決まりましたが、日枝氏の進退は議論されなかったといいます。
一方、波紋を広げているこの問題については…。
清水社長
「(Q.(週刊文春に対し)今後訴訟は?)今、あらゆる選択肢が検討のもとにあります。 もう少しきちっとした対応が必要なのではないかなと思います」
清水社長は、週刊文春に対して訴訟の可能性も排除しない姿勢を見せました。
■幹部社員Aは異動 業績予想を下方修正
週刊文春は去年12月の第1弾の記事で、おととし6月の食事会の際、「女性を誘ったのはフジテレビの幹部社員A」と報じていました。しかし、30日発売の紙面などで「誘ったのは中居氏だった」と訂正しました。
清水社長は「文春の訂正が周知されず、今週の会見では幹部社員Aの関与を巡る質問が相次ぎ、10時間以上に及ぶ事態になった」と主張しました。
また、幹部社員Aが30日付で人事局付に異動となりました。フジテレビによると、処分ではなく職務執行が困難になったためだということです。
30日の取締役会では、週刊文春に対して厳しい対応を求める声が多く出たといいます。
清水社長
「非常に厳しい意見が多かったです。それはやはりメディアの責任とは何かというところですね。今の文春さんは、かなり強力な影響力が絶大なメディアだと言えると思います」
こうしたフジテレビの主張について、番組が週刊文春の関係者を取材しました。
週刊文春の関係者
「フジテレビの会見を見ていましたが、我々の記事をよりどころにした質問が多く、時間を費やしていたので、もっと早い訂正が必要だと思いました。フジテレビが当初から社員の関与を完全否定していたので、その時点で自分らの情報に疑問を持てたのではないかとも思います」
別の週刊文春の関係者
「誰が女性を誘ったのかに誤りがあったとしても、フジテレビが事案を把握してからの女性への対応や、中居氏の起用を続けた責任からは逃れられないと思います。事件当日は中居氏の単独行動かもしれませんが、我々は幹部社員Aのアテンド案件の延長で起きたと認識しています」
フジテレビは3月までの広告収入が1252億円となり、従来予想から233億円減少し、通期決算でフジテレビ単体では赤字の見通しです。
親会社のフジ・メディアHDも年間の業績予想を大幅に下方修正し、最終的な利益の見通しは290億円から98億円に減少しました。
(「グッド!モーニング」2025年1月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
4 Comments
フジは自浄作用ないな。いつまで忖度してる
意地張って ますます赤字 フジテレビ
腐っている
カメラからも現実からも逃げ回る相談役