1月30日、ウクライナ北東部の都市スムイで、ロシアのドローン(無人機)が集合住宅を攻撃し、4人が死亡、子どもを含む9人が負傷した。州知事が明らかにした。スムイで撮影(2025年 ロイター/State Emergency Service of Ukraine in Sumy region)
[30日 ロイター] – ウクライナ北東部の都市スムイで30日未明、ロシアのドローン(無人機)が集合住宅を攻撃し、9人が死亡、子どもを含む13人が負傷した。州知事が明らかにした。
ゼレンスキー大統領は「スムイの状況について1時間ごとに最新情報を得ている。ロシアのドローン『シャヘド』の衝突現場では作業が進んでいる」と夜のビデオ演説で述べた。
「建物全体の多くの家族の命を奪った。こうした攻撃には世界中からの対応が必要だ。テロを罰せずに放置することはできない」と強調した。
ウクライナ軍が30日に発表したところによると、ロシアは前夜から未明にかけてウクライナに向けて81機のドローンを発射、各地の企業や家屋に被害を与えた。
空軍は37機を撃墜し、39機は目標に到達しなかったという。残りの5機については不明。
当局によると、今回の攻撃で集合住宅5棟が破壊され、20台以上の車が損傷した。ネット上の写真には救助隊が現場で作業する様子が写っている。
スムイ州は、ウクライナが2024年8月に越境攻撃を開始したロシアのクルスク州と隣接しており、ロシアのドローンによる攻撃を頻繁に受けている。
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