米と新たな軍事援助協議せず、支援なお継続=ゼレンスキー氏

2月5日、ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は米国による軍事支援は続いているが、現時点で今後の支援に関する議論はないと明らかにした。キーウで4日撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)

[5日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、米国による軍事支援は続いているが、現時点で今後の支援に関する議論はないと明らかにした。

キーウ(キエフ)で英国のラミー外相と会談した後、「現時点で米国の支援は削減されていない。停止されてはおらず継続している」と記者団に語った。

約3年前のロシアによるウクライナ侵攻以来、米国はウクライナにとって最大の軍事支援供給国の一つとなっているが、再選されたトランプ大統領は対ウクライナ支援の規模を繰り返し批判。情報筋によると、米国からウクライナへの武器輸送は最近一時停止され、先週末に再開された。

ゼレンスキー氏は、新たな軍事援助に関する議論は「時期尚早」と述べた。

米国の支援なしで戦う能力があるかとの質問には、支援削減は防衛能力を直撃すると予想。「われわれは弱体化するだろう。(領土を)維持できるか定かではない」と述べた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.