[東京 6日 ロイター] – 東京エレクトロン(8035.T), opens new tabが6日発表した2024年4ー12月期の連結営業利益は、前年同期比65.1%増の5135億円だった。生成AI(人工知能)の普及に伴うデータセンター向けサーバーの需要が拡大し、半導体市場全体の成長をけん引。半導体製造装置市場で設備投資が顕著に伸びたとしている。

25年3月期の連結営業利益予想は6800億円の前回予想を据え置いた。IBESがまとめたアナリスト21人のコンセンサス予想の平均6729億円を上回った。

同社は6日、製造子会社の東京エレクトロン宮城(宮城県)にプラズマエッチング装置などを製造する生産新棟の建設計画を発表した。建設費は約1040億円で、27年夏の竣工予定。物流機能の自動化や製造工程の機械化を積極的に取り入れる。

同社ファイナンス本部の川本弘ディビジョンオフィサーは会見で、中国新興企業ディープシークが開発した生成AIについて「コストが下がって市場が広がるという面ではポジティブな話ではないか」と語った。

ソフトバンクグループ (9984.T), opens new tabと米オープンAIによる合弁事業「スターゲート」についても、状況を見守るとしながらも「われわれのビジネスチャンスが広がるという意味ではポジティブなのかなと思う」と話した。

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