任天堂は今後発売予定のゲーム機「Nintendo Switch 2」について、1月に動画で予告して以来あまり多くを明らかにしておらず、人々はリーク情報やうわさ話で補完するしかない状況だ。しかし、このほど公開された2件の特許は、うわさされていた機能、つまり「Joy-Con」コントローラーをPCのマウスのように使う機能が、やはりSwitch 2に搭載される可能性が高いことを強く示唆している。
2023年8月に出願され、2月6日にウェブサイトWipoで公開された2件の特許には、さまざまな向きのSwitch 2とJoy-Conの詳細な図面が多数掲載されている。1つ目の特許では、Joy-Conコントローラーをマウスのように使う方法を説明している。Switch 2でJoy-ConをPCのマウスのように使えるという公式な情報はないが、特許書類からは任天堂がこのアイデアにどれほど注力したかが伺えるため、この機能が最終的に搭載される可能性は高そうだ。
この特許の図面には、机などに置いて使うために内側を下にしたJoy-Conと、指がトリガーボタンに重なるように置かれた手の図が示されている。マウスのように使う際、親指でジョイスティックを操作するなど、他の入力方法にも言及している。Joy-Conの内側にあるセンサーに光がどのように入るかについても詳しく説明している。
特に興味深いのは、2つのJoy-Conを両手で同時にマウスとして使う様子を示す図面と、片手でJoy-Conを通常通り操作し、もう一方の手でJoy-Conをマウスとして操作する様子を示す図面だろう。この機能に関する以前のうわさでは、Switch 2は戦略ゲームやMOBA(マルチプレイヤー・オンラインバトルアリーナ)のようなマウス操作が必要なゲームジャンルに適したものになる可能性が示唆されていたが、任天堂がプレイヤーに2つのJoy-Conをマウスとして同時に使ってほしいと考えているなら、Switch 2には同社が得意とする斬新な(そして突飛な)操作入力の仕組みがいくつか搭載される可能性がある。
2つ目の特許は、新型のJoy-ConとSwitch 2の接続方法に関するもので、以前のうわさ通り、コントローラーを磁石によって本体に接続する仕組みが説明されている。コンソールに接続することなく、最大2つのJoy-Conを充電できる充電ドックの図も示されている。
任天堂は4月2日に配信するNintendo Directで、Switch 2の詳細を明らかにする予定だ。
特許(入力装置およびシステム)
特許(アタッチメント)
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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