中国のXiaomiが今月末に発表予定のフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」のリーク画像が公開された。3月に開催されるMWCでのグローバルデビューが見込まれるなか、中国のSNS「Weibo」上で流出した写真により、デザインの詳細が明らかになった。

特に注目されるのは背面デザインだ。円形のカメラモジュールを搭載するスマートフォンは近年増えているが、Xiaomi 15 UltraはLeicaのM11カメラを彷彿とさせる独特なデザインを採用している。2トーンカラーの背面にヴィーガンレザー風の素材を使用し、カメラを横向きに構えた際にはよりクラシックなカメラらしい印象を与える。

カメラ性能も強力で、200MPのペリスコープズームを含むクアッドカメラ構成を搭載するとされる。また、最新のSnapdragon 8 Eliteチップセット、16GB RAM、6,000mAhバッテリーなどのハイエンドスペックを備え、Android 15ベースのHyperOS 2を搭載するとみられる。公式発表が待たれるが、カメラ性能とデザインの両面で大きな注目を集めそうだ。

Leica M11を意識したデザインの狙いとは?Xiaomi 15 Ultraの美学

Xiaomi 15 Ultraのリーク画像が示す背面デザインは、従来のスマートフォンの枠を超え、クラシックなカメラの美学を取り入れている。特に、Leica M11を彷彿とさせるデザインは、スマートフォンのカメラ性能が一眼レフに近づくなかで、視覚的にもプロフェッショナルな印象を与える狙いがあると考えられる。

背面は2トーンカラーを採用し、一部はヴィーガンレザーのような仕上げになっている。これにより、従来のガラスや金属製のスマートフォンとは異なる、クラシカルで高級感のあるデザインを実現している。また、Leicaのロゴが横向きに配置されている点も特徴的で、横持ちで撮影する際に違和感なく見える工夫が施されているようだ。

このデザインの採用は、単なる見た目の模倣ではなく、Xiaomiがスマートフォンのカメラを本格的な撮影ツールとして確立しようとする意図があると考えられる。

すでにLeicaと協業を進めているXiaomiだが、M11を意識したデザインは、単なるブランドコラボを超えた深い関係性を象徴しているようにも見える。従来のスマートフォンと一線を画すデザインによって、写真撮影を重視するユーザーの注目を集めることになりそうだ。

Xiaomi 15 Ultraのカメラ性能 進化したペリスコープズームと1インチセンサーの実力

Xiaomi 15 Ultraのカメラは、過去のモデルからさらに進化し、スマートフォンの枠を超えた性能を実現すると期待されている。リーク情報によると、クアッドカメラ構成となり、最も注目されるのは200MPのペリスコープズームレンズと、50MPの1インチメインセンサーだ。

ペリスコープズームは、光学的に焦点距離を伸ばす仕組みで、従来のデジタルズームに比べ画質劣化が少ない。これにより、遠くの被写体でも高精細な撮影が可能になる。特に200MPという高解像度センサーの搭載は、スマートフォンカメラとしては異例であり、遠距離撮影時のディテール表現がどこまで向上するかが注目される。

また、1インチメインセンサーは、光を多く取り込むことができ、暗所撮影やダイナミックレンジの向上に貢献する。スマートフォンのカメラが進化するなかで、より大型センサーの採用が進んでおり、Xiaomi 15 Ultraはその流れを加速させる一台となる可能性がある。これに加え、50MPの超広角レンズや3倍望遠カメラも搭載されることで、幅広い撮影シーンに対応できる仕様になっている。

これらのスペックは、スマートフォンカメラの新たな基準を示すものとなるかもしれない。特に、高解像度のペリスコープズームと1インチセンサーの組み合わせは、ハイエンドスマートフォンのカメラ競争をさらに加速させることになるだろう。

Xiaomi 15 Ultraの充実したスペック Snapdragon 8 Eliteと大容量バッテリーの実力

カメラ性能だけでなく、Xiaomi 15 Ultraは内部スペックも最先端のものが搭載される見込みだ。最新のSnapdragon 8 Eliteチップセットに加え、16GB RAMというハイエンド仕様が採用される可能性が高い。これにより、マルチタスク処理やゲーミング性能の向上が期待される。

また、バッテリー性能も大きな進化を遂げるようだ。リーク情報によると、6,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、90Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電に対応する。これにより、長時間の使用が可能になるだけでなく、短時間での充電も実現されるだろう。

ディスプレイに関しても、TCL製の2KクアッドカーブOLEDが採用される見込みで、鮮やかな色再現とスムーズな操作感が得られると予想される。さらに、超音波指紋センサーやeSIM、衛星通信対応といった最新技術も搭載される可能性があり、単なるフラッグシップモデルを超えた、多機能デバイスとなることが期待される。

これらのスペックを見る限り、Xiaomi 15 Ultraはハードウェア面でも他のハイエンドモデルに引けを取らない存在になりそうだ。特に、大容量バッテリーと急速充電の組み合わせは、スマートフォンを長時間使うユーザーにとって大きな魅力となるだろう。公式発表が待たれるが、これまでの情報からもXiaomi 15 Ultraが市場に与えるインパクトは大きくなりそうだ。

Source:Neowin

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