(CNN) 米アリゾナ州のスコッツデール空港で10日午後、小型機が着陸に失敗し、駐機していた別の航空機に衝突した。この事故でパイロット1人が死亡、数人が負傷。米国で死者が出た航空機事故は、過去2週間で4件目だった。
着陸に失敗したのは米ロックバンド「モトリー・クルー」のボーカル、ビンス・ニールさんが所有するリアジェットのビジネスジェット機。ニールさんの弁護士によると、パイロット2人と乗客2人が搭乗していたが、ニールさん本人は搭乗していなかった。
「モトリー・クルー」のボーカル、ビンス・ニールさん/Gabe Ginsberg/Getty Images
米連邦航空局(FAA)によれば、この事故でリアジェット機に搭乗していた乗員1人が死亡し、3人が重傷を負った。
スコッツデール空港の滑走路/KNXV
スコッツデール警察は11日、死亡したのが78歳のパイロットだったことを確認した。遺体は機体から収容され、当局が死因を調べている。
衝突されたガルフストリーム機には乗員の男性1人が搭乗しており、衝突の衝撃で負傷して病院で手当てを受けた。
モトリー・クルーのエージェントが11日にCNNに語ったところでは、リアジェット機に搭乗していて負傷した乗客は、ニールさんの交際相手の女性とその友人だった。
市の10日の記者会見によると、リアジェット機はテキサス州オースティンからスコッツデール空港に到着し、着陸時に滑走路をそれて、駐機していたガルフストリーム機に突っ込んだ。
当局は、着陸時に左の主脚が故障して事故につながったとの見方を示している。現場には国家運輸安全委員会(NTSB)が出動して事故原因を調べている。
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