“子どもの姓どうする”30年越しの結論は?『選択的夫婦別姓』自民議論を再開【報道ステーション】(2025年2月12日)
自民党の選択的夫婦別姓をめぐる議論が、再開されました。
慎重派は、結婚前の旧姓を“通称”として使えばいいという立場です。
高市早苗衆院議員(慎重)
「“通称使用”の機会を拡大する併記を拡大する旨を約束してきている。国民の皆さまへの約束を、まず守るべきだという発言をした。(Q.どこまで拡大する)住民票は併記、マイナンバーカードも併記。パスポートも戸籍氏と旧氏の併記が可能。免許証も可能になっている。むしろ民間企業で改めていただかなければいけない。例えば、銀行口座。(Q.それだけ広い範囲で拡大となると『選択的夫婦別姓』と変わらないのでは)野党から出されている法案だと、子どもの氏もバラバラになる。それは、まったく違う」
慎重派が、いま、特に重視しているのは『子どもの名字をどうするのか』という点。親子や子どもの間で名字が異なれば、家族の一体感が阻害され、子どもの健全な育成に影響しかねないと主張してます。
萩生田光一衆院議員(慎重)
「子どもの視点が、まったく今までの議論に抜けている。こういう点も慎重に対応するべき。そんな方向で、これから議論に加わっていきたい」
一方で、推進派も少なくありません。
井出庸生衆院議員(推進)
「元々の名字を変えたくない、大事にしたいという人たちの思いに、きちんと応えることが一つの出発点ではないか」
松島みどり衆院議員(推進)
「同一の氏を社会的にも強制されることで、つらさとか不便を感じている人のことを考えた結論にしてほしい。(Q.党として一致できそうか)衆議院は少数与党。そのなかで決めることになる」
2023年の時点で、結婚の際に『夫の姓』を選んだ夫婦は95%。こうした状況を背景に石破総理も総裁選では、前向きな姿勢を見せていました。
石破氏(去年8月・総裁選出馬会見)
「選択的に姓を選べるというのは、私はあるべきだと思っている。男性であれ、女性であれ、姓が選べないことで、つらい思いをしている。不利益を受けている。そういうことは解消されねばならないと思っている」
しかし、総理になると、発言は一気にトーンダウンします。
石破総理
「自民党総裁として申し上げれば、いつまでも決を先延ばしにして、いい問題とは考えていない。政府としては、国民各層の意見や、国会における議論の状況。同性婚に関する訴訟の状況等も注視する必要があると考えている」
法務大臣の諮問機関は、1996年に選択的夫婦別姓の導入を国に答申しています。ただ、自民党内での意見もまとまらないなかで、国会での議論は、いまに至るまで29年間、棚上げされ続けてきました。
しかし、いまは少数与党の国会。法案が審議入りする可能性は高まっています。
議論を取り仕切る法務委員長のポストを獲得したのは、賛成の立場の立憲民主党です。さらに、賛成の意思を明確にしている勢力は、あと少しで過半数に達する状況。審議入りすれば、可決することも、十分、考えられます。
賛成の立場の公明党は、石破総理に法案の提出を迫っています。
公明党 斉藤鉄夫代表(先月28日)
「社会の在り方、根幹に関わることですので、基本的には与党が意見をまとめて、政府提案の法律として出すべきだと思っています」
自民党のワーキングチームは、今後、週1回ほどのペースで会合を開くことにしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
7 Comments
もうどうでもいいよ
通称で元の姓を使えるなら不利益はなくなるんやろ?それなら子供の姓がバラバラになってしまうのはやめるべき
個人個人の考えが違うからそれは、自分で決めればいいのでは?わざわざ会議する必要があるか?
そう言えば小学生の頃からあだ名で呼んでる友達の苗字忘れてたわ😢
『今』これを早急にーと騒いでいる時点で、日本国民の為にはならない話なんだなと感じています。
それ今一生懸命やること?物価高対策とかそっちが先やろ?とんちんかんな事やるのは違う世界でやってくれ頼む🙏
こんな国で子供産まなきゃ良いダケ。
簡単な事だ。