大会最終日となった2025年アジア選手権トラック。4km個人パシュートに出場した垣田真穂が、決勝でアジア&日本記録である4分41秒436をマーク。大会連覇と今大会3冠を達成した。
マレーシア・ニライで開催されたアジア選手権トラックも、7日目の最終日を迎えた。この日は個人パシュート女子エリートの予選から決勝が行われた。

アジア&日本記録を更新した垣田真穂 photo:JCF
2025年から男女共に4kmに統一された(女子は3kmだった)戦いには垣田真穂が出場。今大会チームパシュートとポイントレースで金メダルを獲得している垣田は、予選で4分44秒277のトップタイムで1-2位決定戦で駒を進める。

そして決勝の相手は、個人パシュートとチームパシュートで2位だった韓国のシン・ジェウン。レース序盤からハイペースで飛ばす垣田は、その力強い走りで中盤でジェウンを追い抜き、勝利を確定させる。しかしその後も記録更新のため一切緩めることなく踏み続け、予選を大きく上回る4分41秒436でフィニッシュ。見事、アジア新記録を樹立した。

今大会3つ目の金メダルを獲得した垣田真穂 photo:JCF
「4kmになり(距離が伸びた)1kmは大きいと感じました。決勝では全力を尽くしたのですが、40秒を切る目標を達成することができず、悔しさもあります。ロードからトラックに移行したので4kmの練習はできていなかったのですが、ギヤをかけて走りました」とコメント。表彰台で今大会3つ目の金メダルを掲げ、笑顔を見せた。

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