台湾国防部(国防省)は28日、第二次世界大戦を例に、侵略と領土拡大は失敗に終わると指摘し、中国がいずれ台湾を取り戻すとした中国側のコメントに反論した。資料写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[台北 28日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は28日、第二次世界大戦を例に、侵略と領土拡大は失敗に終わると指摘し、中国がいずれ台湾を取り戻すとした中国側のコメントに反論した。
中国国防省は27日、台湾が予定する年次軍事演習に関する質問に対し、台湾は「戦車を止めようとするカマキリのようなもの」であり、「遅かれ早かれ、中国は台湾を取り戻すだろう」と答えた。
これを受け、台湾国防部は声明で、中国は最近、周辺地域で軍事的脅威をエスカレートさせており、地域の安定を揺るがし、国際社会における最大の「トラブルメーカー」になっていると指摘。
「今年は第二次世界大戦の終結から80周年にあたるが、いかなる侵略や領土拡大も失敗に終わることは歴史が証明している。近年の中国軍の行動は侵略者の過ちを繰り返し、中国を敗北へと向かわせている」とした。
同部はまた、台湾の軍隊は主権を守り、自由と民主主義を確保し、地域の安全と安定を維持するために活動していると説明した。
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