AppleがM4チップを搭載した新型MacBook Airを間もなく発表する可能性が高まっている。M3モデルの登場から約1年が経過し、昨年秋にMacBook ProがM4に移行したことを考えると、Airシリーズのアップデートは時間の問題だった。

M4チップは、前世代のM3よりもCPU・GPUのコア数が増加し、AI処理能力も向上するとみられる。ただし、デザインの変更はなく、アップデートは内部仕様の強化にとどまる見込みだ。価格が据え置かれれば、13インチモデルは1,099ドルで登場する可能性がある。購入を検討しているなら、数日間待つ価値はありそうだ。

M4 MacBook Airのスペックはどう変わるのか

AppleのM4チップは、M3と比べてCPU・GPUのコア数が増加し、処理能力の向上が期待される。現在の13インチMacBook Airに搭載されているM3は8コアCPUと8コアGPUを持つが、M4では10コアCPU・10コアGPUが採用される可能性がある。さらに、M4は16コアのニューラルエンジンを搭載し、AI処理能力がM3の2倍になるとAppleは説明している。

デザイン面では、13インチ・15インチモデルともに大きな変更はないとされる。外観の刷新よりも内部スペックの向上がメインとなりそうだ。M4 MacBook Airの価格については、13インチモデルが1,099ドル、15インチモデルが1,299ドル前後になると予想される。価格が据え置かれるなら、M4モデルは現在のM3と同じ価格帯で手に入ることになる。

M4の性能向上は確実だが、飛躍的な変化は期待しにくい。M1からM2、M2からM3へのアップグレードと同様、順当な進化にとどまる可能性が高い。特に一般的な用途では、M3との体感差は少ないかもしれない。それでも、最新のAI機能を最大限活用したいなら、M4 MacBook Airを待つ価値は十分にある。

MacBook AirはM4でどれほど進化するのか

M4 MacBook Airの登場により、MacBook ProとiPad Proに続き、Appleのノートブックラインナップ全体が最新のチップへ移行することになる。M4は特にAI処理性能の強化が特徴であり、これによりMacBook AirがAI活用を求めるユーザーにとってより魅力的な選択肢となる可能性がある。

ただし、M4はM3と比べて劇的な変化をもたらすわけではない。M4 MacBook Airの基本構成はM3モデルと似ており、処理能力の向上はあるものの、従来のMacBook Airユーザーがすぐに買い替えを検討するほどの大きな進化とは言えないだろう。特に日常的な作業やウェブ閲覧などの軽い用途では、M3との違いを実感しにくい可能性もある。

それでも、新たなM4チップがAI機能を強化することで、今後のmacOSの進化に適応しやすくなる点は重要だ。AppleがAIを活用した新機能を積極的に開発している中で、M4のパフォーマンスがどの程度その流れに対応できるのかが、今後の評価のポイントとなるだろう。M4 MacBook Airは、これまで以上に長く使えるモデルになるかもしれない。

Source:CNET

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