旧国鉄のディーゼル車両「キハ40形」が、道南などを走るJR函館線での定期運行を14日で終え、沿線では別れを惜しむ鉄道ファンの姿がみられました。
定期運行を終えたのは、JR函館線の「キハ40形」です。
キハ40形は、旧国鉄時代の昭和50年代に製造されたディーゼル車両で、鉄道ファンには「よんまる」の愛称で親しまれてきました。
しかし、車両の導入から50年近くがたち老朽化が進んだことから、15日のダイヤ改正で別の車両に置き換えられることになり、函館線での定期運行は14日が最後となりました。
沿線には、朝早くから多くの鉄道ファンが訪れ、最後の姿を写真に収めていました。
函館市内に住む高校生は「友達に会うときにキハ40形によく乗ったので、思い出深いです。最後まで姿を見届けたいです」と話していました。
地方鉄道をめぐっては、利用者の減少による赤字に対し、存続のあり方を模索する動きが続いていて、JR北海道では今回のダイヤ改正で▼普通列車15本の運行を取りやめるほか、▼5つの駅が廃止されることになっています。
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