トランプ氏、米石油業界幹部と会談 「エネルギー支配」推進

 トランプ米大統領は19日、国内のエネルギー生産拡大を目指す中、石油業界の幹部をホワイトハウスに招いて会談した。写真は2017年6月、米首都ワシントンのエネルギー省で開催されたエネルギー関連イベントで演説するトランプ氏(2025年 ロイター/Carlos Barria)

[19日 ロイター] – トランプ米大統領は19日、国内のエネルギー生産拡大を目指す中、石油業界の幹部をホワイトハウスに招いて会談した。

トランプ氏が1月の就任以降、石油・ガス業界の幹部と直接会談するのは初めて。

会談後、バーガム内務長官とライト・エネルギー長官は、米国のエネルギー支配の推進、許可プロセスの改革、人工知能(AI)分野で中国と競争するために米国の送電網を強化する必要性に関する議論が中心だったと記者団に語った。

業界幹部らはトランプ氏の関税政策に懸念を表明し、国内生産を増やすという同氏の公約を実現するには原油価格の上昇が必要だと強調するとみられていた。

バーガム氏は、価格は需要と供給によって決まるため、「価格に関する議論は全くなかった」と述べた。

ライト氏は「関税に関する対話は継続中だ」と語った。「最終的には、大統領の経済政策の全ては米国の物価を引き下げ、雇用機会を増やすことにある」とした。

関係筋によると、会談には米国石油協会(API)の執行委員会メンバーが参加した。

公開されている経歴によると、ヘス(HES.N), opens new tab、エクソンモービル(XOM.N), opens new tab、シェブロン(CVX.N), opens new tab、コノコフィリップス(COP.N), opens new tabなどの最高経営責任者(CEO)がメンバーとなっている。

APIのマイク・ソマーズ会長は声明で、業界幹部らはトランプ氏と話す機会に感謝していると述べた。会議の内容について詳細は明らかにしなかった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version