(CNN) 2025年版の世界幸福度ランキングで、フィンランドが8年連続の首位をキープした。同ランキングは国連が定める3月20日の「国際幸福デー」に合わせて毎年公表されており、今年で13回目。
リポートによると、米国や欧州の一部の国では、幸福度や社会的信頼が低下し、その影響で、政治的分断や制度に対する反感が著しく増大している。
ランキングは世界140カ国あまりで行われたギャラップの世論調査をもとに、過去3年間(今回は2022~24年)の幸福度を評価。加えて国内総生産(GDP)、社会的支援、健康寿命、自由、寛容、腐敗の認識の6項目の評価を取り入れた。
オランダは5位にランクインした/Koen Smilde/I Am Amsterdam
上位は前年と同様、フィンランドに続いてデンマーク、アイスランド、スウェーデンが入り、北欧の国が4位までを独占した。ノルウェーも前回と同じ7位だった。
中南米からはコスタリカが6位、メキシコが10位に入った。いずれもトップ10入りは初めて。5位はオランダ、8位はイスラエル、9位はルクセンブルクだった。英国は23位、米国は24位に後退している。
一方、アフガニスタンは前回に続き、最下位の147位にとどまった。シエラレオネ(146位)、レバノン(145位)、マラウイ(144位)、ジンバブエ(143位)の順で幸福度が低くなっている。
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