セブン&アイ・ホールディングスは、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けていますが、アメリカのコンビニ事業で1位と2位を占める両社の統合は、日本の独占禁止法にあたる競争法上の課題があるとして、買収提案に慎重な姿勢を示していました。

こうした中、関係者によりますと、セブン&アイは、競争法上の課題の解決に向け、自社の店舗の売却も視野にクシュタール社と検討を進めていることがわかりました。

両社は、売却先の候補となる会社と店舗の財務状況などを共有するため、今月13日までに秘密保持契約を結んだということです。

これまでセブン&アイは、クシュタール社がアメリカ国内の店舗を売却することを買収を受け入れる前提条件としていましたが、自社の店舗も売却の対象にすることで、一定の譲歩を見せた形です。

ただセブン&アイは、今回の契約は競争法上の課題を解決できるかを判断するために結んだもので、買収提案の受け入れを意図するものではないとあくまで慎重な姿勢を示しています。

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version