思い切って「ちょっといいもの」を買うのって、楽しいですよね。
「もしかしたら、暮らしが変わっちゃうかも!」みたいなワクワクがある買い物って、理想だと思うんですよ。
でも、ちょっといいものって、お値段のほうもなかなか……。ポチるのにも躊躇しますし、ポチったあとも「コレもしかして、やっちまったか?」なんて不安になってしまったり、ついネガティブなレビューを探してしまったり……気づいたら全然ワクワクしてないじゃん!
せっかくだから、ワクワクを最大化して、いい買い物した気分をもっと味わいたい。そんな悩みがあった私ですが、先日ChatGPTのDeep Researchを試してみて、かなり納得感のある買い物ができたので、この場を借りてシェアしたいと思います。
そもそもDeep Researchって?
昨今、各種AIツール・サービスがこぞって導入しているDeep Research機能について、ご存じの方も多いはず。
これはその名のとおりリサーチ(調査)のための機能で、ユーザーの求めに応じて、ウェブ上の膨大な情報をAIが検索・精査し、詳細なレポートにまとめてくれます。
ChatGPTの場合は2025年3月現在、有料プランへの課金が必須ですが、ほかにも「Gemini」「Perplexity」「Grok」などにも搭載されていて、それらであれば無料で使えます(制限こそありますが)。
ChatGPTに課金している私は、一応の興味はあったものの、どうもビジネス向けに思える高度な機能なので、「自分は使うこともないだろうな」などと思っていました。
が、せっかく課金しているならもったいないよね、と今回使ってみたところ、大当たりだったわけです。
買い物アドバイザーとして有能だった
ちょっと高めのものを買う時は、まず情報を集めて、買うべきか否かを慎重に吟味するものです。とはいえ、自分とまったく同じ目線での情報やレビューって意外と少ないうえに、見つけるのも大変……。
今回も私は、カメラのレンズを買おうかどうか迷い、気づいたら何時間もネットの海を泳ぎ、というか溺れていました。そんな時、ふと思ったのです。「これ、AIでできんじゃね?」と。
そんなわけでDeep Researchを使ってみたわけです。
まず、私の心にずっとあった迷いは「今持っているレンズと、大差なかったらどうしよう」ということ。なので、2本のレンズをChatGPTに比較してもらうことにしました。
Screenshot: ライフハッカー編集部 via ChatGPT
このように、Deep Researchに依頼すると、真っ先に「具体的にどんな視点でレポートが必要か」を尋ねられます。
このワンクッション、視点の擦り合わせのおかげで、ユーザーそれぞれが求めている内容のレポートが仕上がるのです。
たしかにChatGPTが確認してきたとおり、レンズの比較といっても、人によって使うカメラも違えば撮るものも違うもの。そこで私は自分が知りたい情報とあわせて、用途と組み合わせるカメラを指定しました。
Screenshot: ライフハッカー編集部 via ChatGPT
受け答えもすでに、カメラについての専門的知識が含まれています。これは期待できそう!
リサーチを依頼して、待つこと約10分程度。ChatGPTはこんなレポートを提出してくれました。
Screenshot: ライフハッカー編集部 via ChatGPT
おおぅ……かなり詳細なやつが出てきたぞ。
これは、全体のほんの一部ですが、調べてほしかった各項目ごとに、2つのレンズの特徴と違いをまとめ、最終的に「どちらのレンズが、今使っているカメラに適しているか」を総括してくれました。
参照したソースへのリンクもしっかりと埋め込まれているので、信頼できるかのチェックもスムーズにできます(AI活用とファクトチェックはいまだ、切っても切れない関係です)。
レポートには日本のみならず、海外のカメラ情報・レビューサイトからも情報を集めたうえで、それらを総合して比較にまで落とし込まれています。なかなか自分だと海外の情報にはリーチできないので、これはありがたい。
今回のように2つのアイテムを比較する場合って、求めている比較をやっているレビューサイトが少なかったり、そもそもなかったりもしますよね。そんな時でも、0から比較をつくってくれるのは本当に便利だなと、素直に感心してしまいました。
もし、リサーチの内容が専門的すぎて難しかった場合は、それもChatGPTに説明してもらったり、簡略化してもらうこともできますよ。
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ポチったあとのサポートも、すごかった
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