2025年の「最も強力なパスポート」は、シンガポールのパスポートとなった。Majonit/Shutterstock「ヘンリー・パスポート・インデックス」は、ビザなし渡航が可能な国の数に基づき「最も強力なパスポート」をランキングしている。2025年は193カ国に渡航できるシンガポールが1位となった。一方、アメリカのパスポートは183カ国にアクセスでき、他の4カ国と並んで9位にランクインした。日本は韓国と並んで2位だった。
春休みに中国、インド、あるいはベネズエラを訪れようと考えているアメリカ人は、まずビザの取得を検討する必要がある。
世界有数の名所がある国の中には、アメリカ国民にビザの取得を義務付けている国もあり、念願の海外旅行を計画する上で煩わしい手続きが必要になる場合がある。
イギリスのコンサルティング会社、ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)は、毎年「ヘンリー・パスポート・インデックス」を発表している。このインデックスでは、国際航空運送協会(IATA)のデータを元に、ビザなし渡航が可能な国の数で「最も強力なパスポート」をランキングしている。
アメリカのパスポート保持者は世界183カ国にビザなしで渡航可能で、2025年版ヘンリー・パスポート・インデックスでは9位にランクインし、他にも4カ国がアメリカと同順位で並んでいる。9位以上にランクインした国は同順位を含め29カ国あり、アメリカのパスポートよりも高い渡航自由度を誇っている。
1位となったのは、193カ国にビザなし渡航が可能なシンガポールだった。長年トップを維持してきた日本は190カ国で2位に転落し、韓国と並んだ。
以下に、2025年3月時点でのヘンリー・パスポート・インデックスに基づく「最強パスポートランキング」を、10位から紹介する。
10位 リトアニア、アイスランドアイスランドの首都、レイキャビク。Palmi Gudmundsson/Shutterstock
ビザなし渡航が可能な国の数:182カ国
9位 クロアチア、ラトビア、スロバキア、スロベニア、アメリカラトビアの首都、リガOlezzo/Shutterstock
ビザなし渡航が可能な国の数:183カ国
8位 エストニア、アラブ首長国連邦(UAE)アラブ首長国連邦のドバイ。Constantine Johnny/Getty Images
ビザなし渡航が可能な国の数:184カ国
7位 カナダ、チェコ、ハンガリー、マルタ、ポーランドカナダのトロント。Sean Pavone/Shutterstock
ビザなし渡航が可能な国の数:185カ国
6位 オーストラリア、イギリスオーストラリア、シドニー。Engel Ching/Shutterstock
ビザなし渡航が可能な国の数:186カ国
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5位はヨーロッパとオセアニアの3カ国。
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