エアバス、防衛・宇宙分野の受注で欧州諸国と協議=幹部

 3月24日、欧州航空機大手エアバスの幹部らはイベントで、防衛・宇宙関連の新たな受注について欧州諸国と協議を進めていると明らかにした。写真は同社のロゴ。フランスのビルパントで昨年6月撮影(2025 ロイター/Benoit Tessier)

[トゥールーズ(フランス) 24日 ロイター] – 欧州航空機大手エアバス(AIR.PA), opens new tabの幹部らは24日のイベントで、防衛・宇宙関連の新たな受注について欧州諸国と協議を進めていると明らかにした。欧州各国が防衛・宇宙向けの支出を増やしていることと、同社の主力事業であるジェット旅客機のサプライチェーン(供給網)の改善が背景にある。

幹部らによると、欧州諸国は米実業家イーロン・マスク氏の衛星通信サービス「スターリンク」に代わる宇宙資産や、戦略的空輸などの航空宇宙資産に関心を示している。

防衛宇宙事業を手がける子会社エアバス・ディフェンス・アンド・スペースのマイケル・ショールホーン最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、「これから多くの宇宙・航空の事業が立ち上がると考えている」と述べた。

また民間機事業CEOのクリスチャン・シェーラー氏は、航空宇宙製品への関税は業界に打撃を与えるだろうが、今回の貿易摩擦がどのように展開するかを判断するのは時期尚早だとの見方を示した。

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