大西洋から近づいてきたストームHerminiaは、現地時間の27日(月)昼の時点で中心気圧957hPaまで発達しました。先週イギリスを襲ったÉowynには劣るものの、強力な嵐です。

ストームの南側にあたるフランスやスペインなどで雨、風が強まりました。24時間雨量が100mmを超えた所があり、スペイン・マドリッドの北に位置する山間部のラ・ピニリャでは40m/sを超える最大瞬間風速を観測しています。

雨雲が発達した要因の一つである、南から流れ込む暖かな空気の影響で地中海沿岸では季節外れの高温となり、地中海沿岸のムルシアでは最高気温が28℃まで上昇。日平均気温は平年より8℃も高くなりました。気温の上昇によりアルプスでは雪崩の危険性が高まるとみられます。
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