米ニューヨーク州の会計監査官によると、ウォール街のバンカーの昨年の平均賞与は前年比31.5%増の24万4700ドルだった。ニューヨーク証券取引所で2022年撮影。(2025年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)
[ニューヨーク 26日 ロイター] – 米ニューヨーク州の会計監査官によると、ウォール街のバンカーの昨年の平均賞与は前年比31.5%増の24万4700ドルだった。ディールメイキングの回復が寄与した。
会計監査官のトーマス・ディナポリ氏が26日明らかにした。
同氏は「ニューヨークの経済と財政にとって、こうした好調な金融市場は朗報だ」と表明。ただ「連邦政府の大幅な政策変更で経済の不透明感が増しており、今後、見通しが悪化する恐れがある」と述べた。
ニューヨーク市内の証券業界で働く従業員の賞与原資は昨年475億ドルと、データを遡れる1987年以降で最高となった。
ニューヨーク市では雇用の11件に1件が直接・間接に証券業界に関係しているという。
ウォール街の大手金融機関では昨年、投資銀行部門の手数料収入が増加。ディールメイキングや社債発行が増えたことが寄与した。昨年の利益は90%増。新型コロナウイルス流行後に多額の利益を計上して以降、初めての大幅な賞与増加となった。 もっと見る
証券業界の昨年の就業者は20万1500人と、少なくとも過去30年間で最高だった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.