マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」が24日から取得できるようになり、福島市の運転免許センターではさっそく手続きをする人が見られました。

「マイナ免許証」は、マイナンバーカードのICチップに運転免許証の番号や有効期限、顔写真などの情報を記録したもので、24日から運用が始まりました。

県内では福島市と郡山市の運転免許センターや各警察署で手続きができ、このうち福島市町庭坂の福島運転免許センターでは、さっそく手続きに訪れる人が見られました。

「マイナ免許証」は引っ越しなどの際、警察署などに行かなくても役所に届け出るだけで免許証の住所変更があわせてできるなどのメリットがありますが、一体化させた「マイナ免許証」を取得するか、従来の免許証を今後も持つか、あるいは、両方持つかは選択することができます。

「マイナ免許証」に一体化した福島市の40代の男性は「なくしたときの不安もあるが、便利になっていくと信じて、使いこなしていきたい」と話していました。

福島運転免許センターの西牧和徳センター長は「更新することによるメリットを見極めながら、自分の生活スタイルに合わせて免許証の形式を選んでほしい」と話していました。

一方、「マイナ免許証」では利用者が専用のアプリで免許証の画像などを表示させることができますが、警察庁によりますと、画像の一部が正しく表示されない不具合が発生したということです。

スマートフォンのアプリはすでに修正されましたが、パソコンのアプリは数日かかる見通しだということです。

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