2月8日、カナダのエング国際貿易相は欧州連合(EU)との経済的な結びつきを深め、国際的な貿易ルールを堅持することを望んでいると述べた。トロントで2013年撮影(2025年 ロイター/Mark Blinch)
[ブリュッセル 8日 ロイター] – カナダのエング国際貿易相は8日、カナダと同様にトランプ米政権から輸入品への関税引き上げを突きつけられている欧州連合(EU)との経済的な結びつきを深め、国際的な貿易ルールを堅持することを望んでいると述べた。
EUとカナダは、2017年の自由貿易協定(FTA)の締結後に貿易額が65%増加した。21年には原材料の分野でもパートナーシップを結んだ。
エング氏は8日にEU欧州委員会のセフコビッチ委員(通商・経済安全保障・対外関係・透明性担当)と、7日には世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長と相次いで会談した。
エング氏は「貿易協定は1つの手段だが、非常に良い成果が出ている」と話し、今後はカナダ企業のEU参入やEU企業のカナダ参入の支援に向けた取り組みを強化する考えを示した。また、EUとの関係強化では特にコバルトやリチウム、ニッケルなどエネルギーの移行に欠かせない資源の確保に重点を置くと訴えた。
エング氏は、カナダが輸出先の分散化にも取り組んでいると説明。全輸出先に占める対米以外の比率を2025年までに50%増やすとした18年の目標は達成できるか、もしくはその水準を上回る見通しだと説明した。
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