1月27日、米グーグルの地図サービス「グーグルマップ」は、米国の地名と位置情報を収めたデータベース「地名情報システム」が正式に更新された場合、「メキシコ湾」の名称を「アメリカ湾」に変更するとXに投稿した。写真は、メキシコ湾の海岸。1月21日、メキシコのベラクルス州ボカ・デル・リオで撮影(2025年 ロイター/Yahir Ceballos)
[ワシントン 27日 ロイター] – 米グーグルの地図サービス「グーグルマップ」は27日、米国の地名と位置情報を収めたデータベース「地名情報システム」が正式に更新された場合、「メキシコ湾」の名称を「アメリカ湾」に変更するとXに投稿した。
変更された情報は米国では表示されるが、メキシコでは「メキシコ湾」のままで、それ以外の国では併記されるという。
米内務省は24日、メキシコ湾の名称を「アメリカ湾」に、アラスカ州のデナリ山の名称を「マッキンリー山」に正式変更したと発表した。
グーグルマップはマッキンリー山についても同様の変更を行う予定。
アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルは、呼称論争の対象となっている他の場所にも同様の表示方法を適用。日本と韓国以外では、両国に接する海域を「日本海(東海)」と表示している。
イランは2012年、グーグルがグーグルマップから「ペルシャ湾」という用語を削除し、イランとアラビア半島の間にある海域の名称を表記しなくなったことに対し、法的措置を取ると警告。この海域は現在、他国では「ペルシャ湾(アラビア湾)」と表示されている。
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