ラピダス社長、民間からの追加出資1000億円「めど立ちつつある」

 3月28日、先端半導体の量産を目指すラピダス(東京都千代田区)の小池淳義社長は、衆議院経済産業委員会に参考人として出席し、民間からの1000億円の追加出資について「めどは立ちつつある」と述べた。写真は、同社東京本社内の同社ロゴ。2023年2月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 28日 ロイター] – 先端半導体の量産を目指すラピダス(東京都千代田区)の小池淳義社長は28日、衆議院経済産業委員会に参考人として出席し、民間からの1000億円の追加出資について「めどは立ちつつある」と述べた。

小池社長は、2027年の量産開始に向け、4月からの試作ラインの稼働準備が順調に進んでいると説明。1000億円の追加出資を行う企業や金額などは、交渉中として明らかにしなかった。

22年8月に設立されたラピダスには、ソニーグループ(6758.T), opens new tabやトヨタ自動車(7203.T), opens new tab、デンソー(6902.T), opens new tabなど国内主要8社が計73億円を出資している。

一方、政府はこれまで、研究開発に9200億円の支援を行ってきた。国会で審議される次世代半導体企業を支援するための情報処理促進法などの改正案では、ラピダスを念頭に政府による出資や税制優遇を可能にする。2025年度当初予算では1000億円を確保している。

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