2月26日、メキシコ経済省のグティエレス通商担当次官は米国の関税発動期限が迫る中、この問題で合意を目指し米国と協力していると明らかにした。写真はエブラルド経済相。3日撮影(2025年 ロイター/Raquel Cunha)
[メキシコ市 26日 ロイター] – メキシコ経済省のグティエレス通商担当次官は26日、米国の関税発動期限が迫る中、この問題で合意を目指し米国と協力していると明らかにした。
米国は移民抑制や合成麻薬フェンタニルの密輸取り締まりに向けたメキシコの取り組みを評価しているという。
グティエレス氏は米通商代表部(USTR)当局者らとワシントンで会談後、「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の見直し、鉄鋼・アルミニウムや中国に関する懸念」などについて協議したとロイターに語った。
メキシコとカナダが米国へのフェンタニルや移民の流入を規制しなければ、両国製品に一律25%の関税を課すとトランプ米大統領が警告していることに言及し、「われわれは重要な期限までに合意に達するよう協力している」と述べた。
トランプ氏は26日、メキシコとカナダに対する関税を4月2日に発動すると表明した。これまでは3月4日を期限としていた。 もっと見る
関税や麻薬組織、移民を巡る両国間の緊張が高まる中、メキシコ政府高官は今週、ワシントンで米国側と一連の協議を行っている。
経済省報道官によると、エブラルド経済相は27日にグリアUSTR代表、28日にラトニック商務長官と会談する。
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