米政権、ベネズエラ国営石油提携会社の輸出許可取り消しへ=関係筋

トランプ米政権はベネズエラ国営石油PDVSAの提携会社に対し、ベネズエラ産の石油と関連製品を輸出する許可を近く取り消すと通告した。写真は2023年12月、カラカスで撮影(2025年 ロイター/Gaby Oraa)

[ヒューストン 29日 ロイター] – トランプ米政権はベネズエラ国営石油PDVSAの提携会社に対し、ベネズエラ産の石油と関連製品を輸出する許可を近く取り消すと通告した。トランプ政権の事情に詳しい複数の関係者が29日、明らかにした。

バイデン前政権は近年、米国のベネズエラに対する制裁の例外として、スペインやインドなどの精製業者がベネズエラ産石油を確保することを認めていた。許可を受けた会社にはスペインのレプソル、イタリアのENI(ENI.MI), opens new tab、フランスのモレル・アンド・プロム(MAUP.PA), opens new tab、インドのリライアンス・インダストリーズ(RELI.NS), opens new tab、米グローバル・オイル・ターミナルズなどが名を連ねている。

関係者の話や海運データによると、大半の企業はベネズエラ産の石油・ガスに対するトランプ政権の関税措置を受け、既にベネズエラ産石油の輸入を停止している。

関税と輸出許可取り消しの組み合わせにより、ベネズエラ産石油の輸出は今後抑制される見通しだ。

PDVSA、レプソル、ENI、モレル・アンド・プロムの各社と米国務省はコメント要請に返答していない。米財務省はコメントを拒否した。

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