ウクライナ住民の50%超が不公平な和平を懸念=世論調査

 4月1日、停戦に向けたトランプ米大統領の取り組みに関してキーウ国際社会学研究所(KIIS)が実施したウクライナ領内の住民への世論調査で、「完全に不公正」または「どちらかといえば不公正」な和平に持ち込まれることを恐れているとの回答が過半数となった。写真は米ホワイトハウスで会談するウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ氏。2月28日撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[1日 ロイター] – 停戦に向けたトランプ米大統領の取り組みに関してキーウ国際社会学研究所(KIIS)が実施したウクライナ領内の住民への世論調査で、「完全に不公正」または「どちらかといえば不公正」な和平に持ち込まれることを恐れているとの回答が過半数となった。KIISが1日、調査結果を発表した。

トランプ氏はロシアの侵攻による勃発から3年超が過ぎた戦闘に早く終止符を打つと約束した。しかし調査では、トランプ氏がロシア側の主張を繰り返したり、ウクライナに対する軍事支援と情報共有を一時停止したことで、同氏の和平への取り組みにウクライナ人が楽観的でなくなっていることが明らかになった。

KIISが3月12―22日にウクライナ領内の1326人に実施した調査によると、32%が「ウクライナの要求の一部を満たすとはいえ、どちらかといえば不公正な和平」になるとの見方を示し、22%が「完全に不公正な和平」になると予想。昨年12月の調査ではそれぞれ20%、11%にとどまっていた。

今回の調査で、トランプ氏が公正な和平をもたらすことができると確信しているとの回答はわずか3%だった。15%は「ロシアにいくらかの譲歩はあるものの、どちらかといえば公正な和平」を期待していると答えた。

KIISのアントン・フルシェツキー事務局長は「これまでにもウクライナでは米国の行為にはいくらかの失望感があったが、トランプ政権は米国への不信感を決定付けた」とコメントした。

KIISは、米国はウクライナにうんざりしており、譲歩を受け入れるよう圧力をかけようとしているとウクライナ人の67%が受け止めているとの調査結果も明らかにした。

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