ブラジル中央銀行は29日、政策金利(SELIC)を12.25%から13.25%に引き上げることを決めたと発表した。昨年12月に続き、2会合連続での1ポイントの大幅利上げが全会一致で決定された。

  カンポス・ネト氏の後任となるガブリエル・ガリポロ新総裁は、インフレ期待の上昇を抑えるため必要な対応を取る構えを示す。金融政策委員会のメンバーらは、次回3月の会合でも同幅の利上げを決めるとフォワードガイダンスで示唆する一方、それより後については金融政策の選択肢を残した。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト33人全員が今回の決定を予想していた。政策金利は昨年9月以降2.75ポイント引き上げられたことになる。

  中銀は声明で、「次回の会合より先について、インフレ目標達成の確固としたコミットメントが引き締めサイクル全体の規模を決定し、インフレのダイナミクスがそれを左右するという見通しを金融政策委は補強する」と説明した。

原題:Brazil Sticks to Jumbo Rate Hike and Keeps Guidance for One More(抜粋)

(中銀声明の内容を追加して更新します)

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