農水省、1週間後に流通実態を公表予定
秋田県の発表によると、熊谷農進が生産した米から、食品衛生法で定める基準値「0.4ppm以下」を超える0.47ppm~0.87ppmのカドミウムが検出された。
対象となるのは2024年産米の8万8252kgで、秋田県、神奈川県、宮城県の加工・卸売業者などに8万5972㎏を出荷したとみられる(調査中)。現在、流通を自粛するとともに、自主回収が進められている。
これを受けて、農林水産省は流通実態(小売店舗名や商品名)を明らかにし、1週間後をメドに順次公表する予定だ。公表内容を踏まえ、厚生労働省は自治体と連携して、流通事業者が円滑に回収できるように支援するとしている。
3月13日に東北農政局から県に対し、大潟村あきたこまち生産者協会に出荷された米の一部で基準値を超過したとの情報提供があり、19日に熊谷農進への立入調査を実施し、出荷停止を要請した。
吸収されたカドミウムは腎臓に蓄積
カドミウムは、鉱物中や土壌中に存在する重金属の1つ。農産物や畜・水産物に蓄積したカドミウムを摂取すると、その一部が体内に吸収され、主に腎臓に蓄積する。カドミウム濃度の高い食品を長年にわたって摂取した場合には、腎機能障害を引き起こす恐れがある。
米などに含まれるカドミウムは、栽培期間中に水田などの土壌に含まれているカドミウムが吸収され、蓄積されたもの。米のカドミウム濃度が0.4 ppmを超える場合、水田が汚染されている可能性がある。
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