インドのモディ首相が2月12日からの訪米で米実業家イーロン・マスク氏と会談し、マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」のインド参入について話し合う可能性があることが分かった。2023年6月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ニューデリー 18日 ロイター] – 米宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏は、衛星通信サービス「スターリンク」がインドで停止していると明らかにした。当局がここ数週間で同社の装置2台を押収して以来、同氏のコメントは初めて。
スターリンクはインドで衛星ブロードバンドサービスを提供するための認可を求めており、その一環として治安上の懸念に対処しようとしている。
マスク氏は17日夜、Xに「スターリンク衛星ビームはインド上空でオフになっている」と書き込んだ。
同氏は、昨年序盤から地域紛争が激化しているインド北東部のマニプール州で今月13日に行われた捜索作戦に関するインド軍の投稿に反応していた。
その投稿には、押収された武器のほか、スターリンクのロゴが入った衛星アンテナや受信機の写真が含まれていた。
捜索作戦に詳しい2人の軍将校が匿名を条件に語ったところによると、ロゴの付いた装置は過激派グループによって使用されていた。
また、インド警察は今月、42億ドル相当の覚醒剤メタンフェタミンを積んだ密輸業者を海上で摘発した際に発見された装置について、購入経緯を求める法的書類をスターリンクに送付。警察は密輸業者が同装置を使って航行していたとみている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.