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ひとりでの温泉旅(ソロ温泉)を嗜む人にとってネックとなりがちなのが、温泉地までの交通手段である。車や免許を持っていないと、山奥にある秘湯や鉄道の路線がないエリアはバスやタクシーなどを乗り継がなければならず、到着までに時間がかかる。レンタカーを借りるにしても、ひとり旅だとコスパも悪い。

ひとり旅に重宝するのが、電車などの公共交通機関で直接アクセスできる温泉地だ。電車を降りて、すぐに温泉宿までアクセスできるのは想像以上に快適で、滞在中は温泉に全集中できる。

そこで今回は、車がなくてもアクセスしやすい温泉地を東北・北海道エリアに絞って5か所紹介したい。

湯の川温泉(北海道函館市)

広大な大地と自然が魅力の北海道。そのぶん電車でアクセスしやすい温泉地が少なく、車がないと不便だが、例外的な存在が函館の湯の川温泉である。海岸沿いにある温泉地なのでオーシャンビューの温泉宿が多く、高温の塩化物泉は体の芯まで温まる。函館の市街地に湧き、JR函館駅からは路面電車でアクセスできる。観光やグルメを楽しむのに便利なロケーションも魅力である。なお、羽田空港から函館空港までは約80分のフライト。空港から車で約10分と「日本一空港から近い温泉街」なので、飛行機に乗ってしまえば移動は意外とラクだ。

鳴子温泉郷(宮城県大崎市)

鳴子温泉郷は5つの温泉地で構成されるが、このうち鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉はそれぞれの最寄り駅に陸羽東線の電車が停まり、最も観光客でにぎやかなのは鳴子温泉は駅前に温泉街が広がる。温泉街が形成された鳴子温泉は湯の街情緒を感じられるが、東鳴子や川渡、中山平は湯治場の素朴な風情が魅力だ。鳴子温泉郷には昔ながらの湯治宿が数多く健在で、ひとりでも1泊5000円前後で宿泊できる宿も存在する。さまざまな種類の泉質が湧く温泉地なので、連泊して温泉めぐりをするのも楽しい。

かみのやま温泉(山形県上山市)

かみのやま(上山)温泉は、江戸時代に上山城が置かれていた城下町の温泉地。羽州街道の宿場町としてもにぎわった。山形新幹線のかみのやま温泉駅から徒歩10分以内で温泉街に到着する。上山城や武家屋敷など歴史を感じさせるスポットが多い温泉街にひっそりと宿泊施設や共同浴場が点在し、歴史好きにとっては町を散策するのも楽しい。「下大湯公衆浴場」は主に地元の人が利用する素朴な温泉施設。地元の人との交流も楽しい共同浴場で、ふらっと立ち寄るのも一興だ。

飯坂温泉(福島県福島市)

東京駅から福島駅まで新幹線で約90分。飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。飯坂温泉の歴史は古く、松尾芭蕉も『奥の細道』の旅の途中に立ち寄った。威風堂々とした木造建築の「鯖湖湯」をはじめ共同浴場が充実しているのが魅力だ。源泉の温度が高めなので総じて熱めの湯だが、シャキッと心身が引き締まる感覚が気持ちいい。市街地に湧く温泉なので飲食や買い物には困らず、ひとりでも気軽に滞在しやすい温泉地である。

いわき湯本温泉(福島県いわき市)

東京駅から特急列車で約135分。常磐線・湯本駅から温泉街までは徒歩圏内である。1300年以上の歴史をもつ温泉地で、温泉リゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」と映画『フラガール』の舞台としても知られる。旅館に宿泊して海の幸に舌鼓を打つのもよし、旅館の日帰り入浴のほか、「さはこの湯」など公衆浴場で硫黄成分を含んだ優れた泉質の湯を堪能するのもよいだろう。

【↓西日本編はこちら↓】

ひとり旅でもラクラク!「車がなくてもアクセスしやすい温泉地」5選(西日本編)(Yahoo!内リンク)

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