中国商務省は8日、米国が中国に対し50%の追加関税を課すといった脅しを実行に移した場合、中国は自国の権利を守るために必要な措置を講じると表明した。世界の二大経済大国による貿易戦争が激化する恐れがある。

  トランプ米大統領は7日、中国が米国製品に対する34%の報復関税を撤回しない場合、「50%の追加関税を課す」と警告。これについて中国商務省は断固として反対するとした。

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  商務省は「中国に対し関税を引き上げるという脅しは誤りであり、米国の脅迫体質を再び露呈するものだ」とし、「米国がその方針を変えなければ、中国は最後まで闘い抜く」とした。

  同省はさらに、米国が一方的な関税措置を中止し、中国の経済と貿易を抑制することをやめ、対話を通じて対立を適切に解消するよう強く求めるとした。

  在米中国大使館の劉鵬宇報道官は、米国の追加関税に関する質問に対し、「『互恵』の名の下に行われる米国の覇権的な行動は、他国の正当な利益を犠牲にして米国の私利を追求するものであり、『米国第一』を国際ルールよりも優先させている」と指摘。

  「中国は自国の正当な権利と利益を断固として守る」としたが、具体的な対応措置には言及しなかった。

原題:China Vows to ‘Fight to the End’ If US Insists on New Tariffs、

China ‘to Fight to the End’ If US Insists on New Tariffs (1)(抜粋)

(在米中国大使館報道官のコメントを追加して更新します)

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