中国電気自動車（ＥＶ）大手の比亜迪（ＢＹＤ）は７日、欧州で高級ブランド「デンザ（勝勢）」をお披露目した。写真はイタリアのミラノで撮影（２０２５年 ロイター／Claudia Greco）
[ミラノ ７日 ロイター] – 中国電気自動車（ＥＶ）大手の比亜迪（ＢＹＤ）(002594.SZ), opens new tabは７日、欧州で高級ブランド「デンザ（勝勢）」をお披露目した。欧州事業を拡大し、ＢＭＷ(BMWG.DE), opens new tabやメルセデス・ベンツ(MBGn.DE), opens new tabなどドイツの最高級車メーカーに対抗していく狙い。
ＢＹＤは昨年、世界で４２０万台強を売り上げ、その９０％を中国が占めた。かつてメルセデス・ベンツとの折半合弁会社で現在はＢＹＤの完全子会社であるデンザの販売台数は、グループ全体の販売台数の３％強にとどまっている。
ＢＹＤの２０２４年の欧州ＥＶ市場でのシェアは２．８％。
欧州でのデンザの販売は、１０００馬力のスポーツワゴン「Ｚ９ＧＴ」を皮切りに年末に開始し、２０２６年初旬にハイブリッド版を投入する予定。
最初のモデルの価格は未発表だが、欧州におけるＢＹＤ車の現在の最高価格７万２０００ユーロ（７万８７９０ドル）を上回る。
デンザは中国で生産し、輸入するが、ハンガリーの同社初の欧州工場で１０月の生産開始を計画している。
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