※首相官邸ホームページより提供

株式会社トレードワルツ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 高廣、以下、トレードワルツ)は、ブラジルにおいて貿易手続きの電子化・一元管理を可能にするプラットフォーム「Conexos Cloud」を運営するNTT DATA Business Solutions AG社(以下、NTT DATA Business Solutions)と覚書(MoU)を締結したことを発表いたします。本MoUを契機に、南米で最も多くの日本企業が進出するブラジルにおける貿易プラットフォームの展開可能性を調査し、ユースケース創出に向けた協力を開始します。

 

本MoUは、ルーラ・ブラジル大統領の国賓としての訪日の機会を捉えて3月26日に東京で開催された日・ブラジル経済フォーラムの中で日・ブラジル企業間の協力に関する覚書として取り上げられ、両国首脳とともに記念撮影を行いました。

 

■日・ブラジルにおける貿易プラットフォーム展開可能性調査を開始

従来の紙ベースの貿易手続きは、コスト増加や業務負担を生む要因となっており、これを解決する手段として、国内外で電子化の取り組みが進んでいます。その一環として貿易プラットフォームを活用することで、情報が可視化され、データの透明性が向上し、リスク管理の高度化やサプライチェーンの最適化が促進されます。

 

トレードワルツと NTT DATA Business Solutionsは、日・ブラジルの貿易電子化を目指して、ブラジル市場における貿易プラットフォームの展開可能性調査を実施します。調査の中で、貿易に関わるステークホルダーである政府機関や日・ブラジル企業に対して、現行の貿易手続きにおける状況や課題感、貿易電子化への期待感のヒアリングを行い、日・ブラジル間の貿易手続きにおける貿易プラットフォームの事業性の確認を行います。

 

調査を通じて事業化の可能性が確認された場合には、両社のプラットフォーム連携を行います。両社が連携することで、日・ブラジルの貿易手続きの電子化やサプライチェーンの強靭化に資するのみならず、両国間の貿易促進と市場拡大が期待され、新たな貿易ルートの開拓やビジネス機会の創出につながると考えています。

 

■関係者のコメント

株式会社NTT DATA Business Solutions AG  ビジネスユニット・ディレクター Claudenir Scalzer

ブラジルと日本間の貿易電子化は、ビジネス・プロセスの効率性と透明性の向上に向けた重要な一歩です。NTT DATA Business SolutionsとTradeWaltzの協業は、より機敏で、安全で、統合された環境への道を開き、貿易関係を強化し、両国企業の競争力を高めると考えています。

 

株式会社トレードワルツ 代表取締役執行役員社長CEO 佐藤 高廣

今回のNTT DATA Business Solutionsとの協業は、日本とブラジル、そして中南米における貿易のデジタル化を推進する大きな一歩です。本MoUを契機に、両国の企業がより効率的かつ安全に取引できる環境を整え、貿易の未来を切り拓いていきます。

 

■トレードワルツについて(https://www.tradewaltz.com)

株式会社トレードワルツは、貿易業務に関わる情報を電子データで一元的に管理できる貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」をSaaSとして運営・提供しています。NTTデータと主要な貿易実務者18社からなる貿易コンソーシアムで約4年間のシステム開発・技術実証、法改正提案、事業構想を経て、サービス化。

現在は、株式会社NTTデータ、豊田通商株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、住友商事株式会社、三菱商事株式会社、株式会社TW Link、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社三井住友銀行、豊島株式会社、株式会社上組、株式会社フジトランス コーポレーション、三井倉庫ホールディングス株式会社、株式会社日新、株式会社三菱UFJ銀行、丸紅株式会社、三菱倉庫株式会社、株式会社みずほ銀行、損害保険ジャパン株式会社の18社の共同出資により、事業を運営しています。

本件に関するお問い合わせ先(株式会社トレードワルツ)

広報・マーケティングチーム 担当:菊地、桝田 Email:info@tradewaltz.com

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